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【特別体験リポート】寒い冬はやっぱり温泉!ブルー・マウンテンズ「ジャパニーズ・バス・ハウス」

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寒い日々が続く中、温泉が恋しくなっているという人も多いのではないだろうか。本特集では温泉好きの記者がシドニー郊外ブルー・マウンテンズで営業を行う温泉施設への突撃取材を敢行、その魅力をリポートする。 文・写真=馬場一哉

*本記事は2018年8月号の再掲です。値段など価格は当時のものとなります。

オーストラリアに暮らす日本人にとって、たまに恋しくなる代表的なものの1つに「温泉」が挙げられるのではなかろうか。

ご承知の通り、世界の活火山の7%が集まる火山国家である日本は同時に温泉大国でもある。日本全国至るところに、ユニークなロケーションや泉質など特徴を持つ温泉があるため、それらを巡ることを趣味としている人も少なくないだろう。記者もその1人だ。そのためオーストラリアでの生活に基本的には満足しているものの、時折無性に温泉を渇望する瞬間が訪れる。そんな時は常備している「湯の花」をバスタブに入れてしのぐ。一般的な薬用入浴剤ではなく本物の「湯の花」や硫黄など温泉成分を居有している岩塩由来のソルトなどを使えば湯質としては温泉を再現することが可能だ。だが、落ち着いた空間で次々と湧き出る湯の音を聞きながらリラックスする温泉体験にはさすがに代えがたい。

温泉カルチャーのない当地では期待している人も少ないだろうが、実はオーストラリア国内には10カ所ほど温泉に入れる施設がある。その中でも、オーストラリア在住の日本人の間で比較的よく知られているのがメルボルンから車で1時間半ほどの所にある「モーニントン・ペニンシュラ・ホット・スプリングス」だろう。

日本の温泉にインスパイアされたオーナーが2005年にオープンした施設で、屋外に数多くの露天風呂やサウナなどの入浴施設が並ぶ。広大な草原を見下ろせる展望露天風呂からの景色はまさに絶景で、日本のテレビ番組でも取り上げられたことがある。木々が生い茂る丘に点在する屋外露天風呂を転々と回るその体験は、かつて神奈川県・箱根にあったホテル小涌園併設の屋外入浴施設「湯~とぴあ」でのそれに近い(関東出身者しか分からないか!?)。記者も2度訪れたが、水着を着なければならない点を除けば満足度はかなり高いので温泉好きであればメルボルン旅行のマストゴー・リスト筆頭に入れるべきだろう。

その他のエリアの温泉にはこれまで訪れる機会に恵まれなかったが、いつか行きたいと思っていたのがブルー・マウンテンズ至近の温泉施設「ジャパニーズ・バス・ハウス」(旧名:スパラダイス、日本名:竜神湯)だ。ラジオで宣伝しているため同施設の存在を知っている人は一定数いるかもしれないが実際に訪れたことがある人は少ないだろう。その理由として入浴3時間70ドルという法外な値段設定が挙げられる。

いくら物価の高いオーストラリアでも、日帰り温泉に70ドルを出す気になる日本人はほとんどいないのではないだろうか。記者もどうせ高い代金を出すのであればいっそのこと入浴代金も込み込みの宿泊の方が良いとも考えていたが、2人部屋で最低でも650ドルとこちらも高額のため二の足を踏んでいた。また、ウェブサイトの写真がかなり古く現在の施設の様子がいまいち分からない点からも前向きになれずにいた。

だが今回、取材を打診したところ、記事化とのバーターで1泊取材のチャンスを得た。記者同様、同施設の存在を知ってはいるものの二の足を踏んできたという人もいるのではなかろうか。どのような温泉施設なのか。泉質は? 宿泊施設は? 食事、サービスは?気になるあれこれをリポートしていこう。

「日本感」満載の出迎え

オーストラリアののどかな風景に突然日本風の温泉の看板が現れるのが面白い

シドニーから西、ブルー・マウンテンズ方面に車を1時間半ほど走らせ、スリー・シスターズへの拠点となるカトゥーンバの街を越える。カトゥーンバから「ジャパニーズ・バス・ハウス」までは約40分ほどだ。ブルーマウンテンズを下りながら道なりに車を走らせ、リスゴー方面へ向かっていると、のどかな風景に突然「ゆ」と書かれた看板が現れる。

その看板の所で道を左に折れ、3キロほど下っていくと広大なエリアに合掌造りを象った建物が現れる。昼過ぎにシドニーを出てからトータル2時間10分。「ジャパニーズ・バス・ハウス」に到着だ。建物の前には漢字で書かれた「営業中」ののぼりや「露天風呂」と書かれた看板などがあり、早速「日本感」が満載だ。

建物の入り口には「営業中」ののぼりが

建物の入り口を入ると何とフロントまでの通路が足湯になっている。足湯に入らないとフロントまで行けないのだ。事前の予約メールのやり取りで「裾をロールアップできる服装で来てください」と書かれていて「?」と思っていたのだがそういうことか。靴と靴下を靴棚に置き、荷物を手にしながら足湯を歩いてフロントへと向かう。

フロントまでの通路が足湯になっているというユニークな構造

「いらっしゃいませ! こちらのサンダルをどうぞ!! 」

玄関口に着くとハイテンションの日本語で出迎えられた。手渡された館内移動用のサンダルを履きフロントへ向かうと早速館内施設の説明が行われる。

施設は大きく3つの建物に分かれている。温泉施設があるメインの建物と宿泊施設2棟だ。宿泊施設はグレードによって「キャビン」と「チューダー」の2つに分かれている。「キャビン」はいわゆる一般的な様式の宿泊棟、「チューダー」はチューダー様式を模した建物の中に豪華な「日本風」の部屋がそろえられた宿泊棟だ。どちらも1部屋最大3人までで2人部屋と3人部屋で当然値段は異なる。宿泊は基本的にはパッケージ化されており、入浴代以外に1時間のマッサージが料金に含まれる。ちなみに前述した650ドルはキャビン・タイプの2人部屋の値段。1人当たり325ドル、そこにマッサージ代、入浴代が含まれていると考えると比較的ぜいたくな旅行くらいの価格設定であることに気付かされた。となると、コスト・パフォーマンスに関しては最終的にどの程度の満足度で旅を終えられるかというところでの判断になってくるだろう。

宿泊のパッケージ料金は連泊すると少し安くなるなど少々複雑なのでウェブサイトで確認の上、不明点は問い合わせてみることをお薦めする。なお、入り口で大きな声で出迎えてくれたスタッフはビクトリアさんといって、当地での勤務も長く更に日本語が堪能なので英語での電話の問い合わせが不安な場合は彼女を指名すると良いだろう。

プライベート・バスでの極上体験

館内の説明をひとしきり聞いた後、部屋へと案内される。今回記者が提供されたのは「チューダー」タイプの2人部屋。部屋の真ん中には大きなベッドが置かれ、ベッドボードに当たる部分には和風の大きな一枚板、また足元のベッドスローには着物地の布が使われるなど、まるで殿様の寝床のようなゴージャス感だ。

広々としたベッドは殿様の寝床のよう
館内着にもしっかりとこだわりが現れている
プライベート・バスでは室内でそのままマッサージを受けられる
室内でも石庭のようなあしらいが

また、一部がガラスになっている壁には中に小さな石庭がしつらえられているなど、とにかく「日本感」を演出しようという心意気がすごい。部屋は隅々まで掃除されておりたいへん清潔。水回りもピカピカで、おそらく潔癖な人でも満足できるレベルだろう。

残念だったのは記者が案内された部屋には窓がなかったこと。そのため、若干閉塞感を感じてしまったが、この点は窓のある部屋をリクエストすれば解消できるだろう。また、このゴージャスな「日本感」は日本好きの「外国人」(当地では日本人こそ外国人だが便宜的にそう表現させて頂く)にとっては目を見張るものかもしれないが、日本人にとっては過剰な感もあるので、そこにわざわざ追加のお金を払う必要はないと考える人はキャビン・タイプを選択すると良いだろう。

さて、いよいよ温泉だ。はやる気持ちを抑え、部屋に用意されている厚手の甚平のような館内着とタオルを手にメインの建物に戻る。温泉は全て混浴のため水着着用。だがその点は仕方がないと諦め、脱衣所で水着へと着替える。脱衣所の壁には日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で入浴のマナーに関する注意書きが貼られていた。日本の宿泊施設には注意書きが多いところが少なくないが、こういった点でも日本を模倣している点がたいへん面白い。

鍵付きのロッカーに貴重品を入れ、脱衣所から屋外へと出る。前方には日本庭園を模した広々としたエリアが広がる。そして通路の脇やその先に露天風呂が点在しているのが見える。遠景にはなみなみと水をたたえた美しいライル湖を臨むことができる。すぐにでも温泉に飛び込みたかったが、まずはプライベート・バスを堪能して欲しいと言われ、そちらの建物へと向かう。

庭の一角に合掌造りを模した建物が複数あり、その中が貸し切り風呂になっているのだ。建物に入ると広々とした清潔な空間が目の前に広がる。室内には竹で編まれた美しいソファや2台のマッサージ台、そして釜の形をした浴槽があり、こんこんと湯が注がれている。香り高いアロマも炊かれ、BGMにはヒーリング・ミュージック。元々期待値をあまり上げていなかったためか、突然目の前に現れた癒しの空間にとても驚かされた。同時に体からすっと力が抜け、リラックス・モードに入るのを実感した。

プライベート・バスは合掌造りのような外観
こんこんと湧き出る温泉は肌触りも柔らか

入浴後には室内で1時間のオイル・マッサージを受けられると聞き、期待が高まる。貸切風呂なので人目を気にせず早速水着を脱ぎ捨て裸で湯船に漬かる。湯は大変柔らかい。まさかシドニー近辺で裸で温泉に入れるとは思いもしなかった。記者はシドニーの水にも多少の痛みを感じるほど肌が敏感なため、湯質の違いはことさらに感じられた。地下300メートルまで掘って噴出させた温泉は豊富なカルシウムと鉄分が特徴で、関節炎や痛風にも効果的だという。

湯が豊富に注がれる音を聞き、目の前の湖を眺めながら、ふうと嘆息する。この最高にぜいたくな瞬間に「なぜこれまで(来ることを)悩んでいたのだろう」と考えてしまった。用意されたレモン水を飲みながら何度か湯船への出入りを繰り返し、全身が緩んできたころマッサージの時間となった。

体もしっかりと温まっている万全の状態でオイル・マッサージを受ける。元来、体が固まりやすいタイプのためこれまでの人生で数多くマッサージを受けてきたが、今回の施術者はかなりの技術の持ち主だった。

マッサージ・ルームの待合室にある休憩処

なお、プライベート・バスの利用は施設全体の入浴料込みで2人で240ドルだと聞いたが、プライベート・バスの施設自体ができたばかりということで正式な料金表などはまだウェブサイト上などにも見当たらない。パッケージ代金などに関しては問い合わせてみることをお勧めする。

マッサージ後、屋外の露天風呂にも入りたかったが、ちょうど夕食の時間になったため、食後の楽しみに取っておくことにした。脱衣所でいったん館内着に着替え、食事処へと向かった。

日本人シェフの作る日本食

食事処では立派な石庭を眺めながら食事をとることができる。小さなコケシも配置されていてかわいらしい

食事処でまず目に飛び込んでくるのはスペースの半分近くを占めている石庭だ。薄暗く落ち着いた雰囲気の中、白く浮かび上がる石庭の周りにはカウンター席が並んでいる。加えてテーブル席が7席。メニューには日本食が並んでいる。通常のレストラン同様、食べたいものをオーダーする形式だが、今回は取材ということでお薦めの物を出して頂くことにした。

最初に出てきたのは温泉卵ともち巾着だ。温泉卵の味付けが繊細で美味なため、シェフについて聞いてみたところ日本人だという。続いて昆布だしうどんが出てきておいしく頂いたが、その後山盛りのカレーライスが出てきたことには驚かされた。

昆布だしうどんには味付け卵がトッピングされていた
現地で栽培された茶葉を使ったお茶は絶品
施設内ではいたるところに「和」の雰囲気を感じることができる
人気デザートのゆず緑茶パンナコッタとマンゴー餅

旅館での食事のような心構えでいたので思わず笑ってしまったが、ビーフが柔らかくとてもおいしかった。食後に出て来たデザートも美しく美味だったので訪れた際はぜひトライしてみてほしい。

「ジャパニーズ・バス・ハウス」ではお茶の栽培を行っており、館内でもさまざまな茶葉が販売されている。食事中にも自慢のハーブ・ティーを頂いたが非常においしくリラックスさせてもらえた。なお、茶葉はウェブサイトからも購入可能とのこと。

なお、温泉&宴会をセットで考える機会の多い私たち日本人にとってはたいへん残念な話だが、ここではお酒を飲むことができない。お酒を飲んで温泉に漬かって倒れてしまう危険性を考えてのことだ。温泉に入った後はビールというのが定番の記者にとっては少々残念だったが、リラックスした状態でハーブ・ティーを頂きながらの夕食もなかなか良いものだった。

なお、日本食以外のものを食べたい、あるいはお酒も楽しみたいという人は車で10~15分ほどの所にあるリスゴーの街まで夕食を食べに出ると良いだろう。

露天風呂、洞窟風呂にスチームバス

露天風呂には屋根が付いているため雨の日でも安心だ

夕食後、再び水着に着替え、屋外の露天風呂エリアへと向かう。入浴は夜9時まで可能なので時間の許す限り温泉に漬かることにした。お風呂は屋外に3つの露天風呂、屋内に洗い場付きの大浴場、洞窟風呂、更にアロマの香り漂うハーバル・スチーム・バス、水風呂の計7つあり、湯温も38度、40度の2タイプがあった。38度は少しぬるく感じるだろうが、ゆっくり長風呂するにはちょうど良い。

日本風の庭園の数カ所に露天風呂が設置されている
洞窟風呂からも湖を臨むことができる
屋内の大浴場にはハーバル・スチーム・バスが併設されている。真ん中の丸いタブは水風呂だ
大浴場の洗い場も清潔に保たれている

泉質は同じでも屋外、屋内の外気温の違いや目に入る景色が変われば入浴体験としては異なったものになるため、全ての風呂をゆっくり順番に巡った。中でも気に入ったのが洞窟風呂だ。薄暗い洞窟の中で湯船にゆっくりと体を沈めることで非常にリラックスできた。また、ハーバル・スチーム・バスも気持ちの良い香りの中くつろぐことができるのでお薦めだ。長い時間をかけて日頃溜まりに溜まっていたストレスは雲散霧消していった。

洞窟風呂内には4つの風呂釜がある

午後9時過ぎ、そろそろ部屋に戻ろうと宿泊棟まで歩きながら夜空を見上げると無数の星々が目に飛び込んできた。視界を遮るものはほとんどなく、周囲にも不要な明かりはなく、その状態で見上げた空からは星がこぼれてきそうなほどで少し恐く、だが美しかった。

部屋に戻り、心地良い倦怠感と共にソファに倒れ込む。久々に心からリラックスしたからだろうか、普段とは違う静かな空気と時間に身を委ねているような感覚のまま読書にいそしんだ。ほどなく眠気が押し寄せて来る。だいぶ早い時間ではあったがその流れに身を任せて眠りの海にダイブすることになった。

「ジャパニーズ・バス・ハウス」の理念

「ジャパニーズ・バス・ハウス」では午前中いっぱいをかけて浴槽内を含めて全設備を徹底的に清掃する。そのため、朝風呂に入れないのは残念ではあったが見させて頂いた清掃風景は実に徹底したものだった。館内がどこも清潔なことにも納得だ。また、全体的な接客もこれでもかというほど丁寧で非常に好印象。日本流の「おもてなし」を何とか実現しようという心意気を強く感じさせられた。

スタッフが日本人ではないため勘違いしている人もいるかもしれないが「ジャパニーズ・バス・ハウス」のオーナーは実はれっきとした日本人だ。あまり表に出たがらないということで詳しくは教えてもらえなかったが、オーナーは京都に住んでいるO氏という医者だという。2000年シドニー五輪の際に、自身のゲストを楽しませたいという思いでプライベートの温泉を掘ったのが始まりだそうだ。その後、温泉カルチャーをオーストラリアにも伝えたいと考えるようになり週に3日間だけ、現在のスタイルで営業することにしたのだという。

リスゴーに向かう途中で出会ったポニー

地面を掘削し温泉を掘り出し、宿泊施設などを建設。遠方のため仕入れも難しいであろう日本食の提供など、同施設の設備やサービスを維持するコストは恐らくかなりのものだろう。それに対し、週3日の営業で受け入れ人数にも限りがあることを考えると値段が高くなるのもやむを得まい。ただ、このような温泉を交えたリラクゼーション体験がシドニーから車で行ける範囲で味わえること自体が非常に価値あること。

今回のような満足度が得られるのであればコストは少なくとも当地では高過ぎるとは記者は思わない(もちろんもう少し安いとうれしいが……)。特別に癒しが欲しい時などにまた利用してみようと思っている。

また、近いうちに迷路ガーデンを作り、そこに洞窟風呂を設置するなど、施設の拡充も考えているそうだ。最新情報は同施設のFBページにアップされるので興味がある人は検索してみてはいかがだろう。

「フルーツ街道」を走る

「ジャパニーズ・バス・ハウス」からの帰りは来た道をそのまま戻るのも良いが、すぐに帰らなくても良いのであればリスゴーの街に寄ると良いだろう。また、温泉の利用を日帰りにし、宿泊施設をリスゴーで探すというのも1つの方法だろう。

リスゴーの街にはいろいろと飲食店があるが、お薦めしたいのが「シークレット・クリーク・カフェ&レストラン」。敷地内にエミューやディンゴ、ワラビーなどオーストラリア由来の動物が多数おり、動物園感覚でカフェや食事を楽しむことができる。また、メニューにお好み焼きがある点も要注目だ。

シドニー方面との行き来は多くの場合はM4になるだろうが、来た道をそのまま帰るのは面白くない。また、リスゴーからであれば北側のルート「フルーツ街道」(勝手に命名)から帰ってもシドニーまでの時間はあまり変わらない。同ルートで通るエリアではフルーツ栽培、特にりんご栽培が盛んなようで道沿いにはりんごやフルーツを売っている店が並ぶ。それらの店ではご当地ものとしてアップルパイやアップルジュースが売られているので帰りのお土産にしても良いだろう。

この冬、どこかに1泊旅行を考えているのであればぜひ「ジャパニーズ・バス・ハウス」へのドライブ旅行を検討してみてはいかがだろうか。印象的な旅になることは間違いないだろう。

カフェで窓際の席に座っていると庭で放し飼いされているワラビーが近付いてきた

Japanese Bath House

259 Sir Thomas Mitchell Dr., South Bowenfels NSW
Tel: (02) 6352-3122
Email: bluemtsparadise@bigpond.com

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