Vol.6 運動習慣をうまく定着させるコツ
こんにちは。クロスフィット・トレーナーのASAMIです。前回は日本のフィットネス人口が5%に満たないというお話しをさせて頂きました。実はフィットネス意識が高い街ほど地価も高まるという経済効果が指摘されているそうで、円安が加速する現在、フィットネス人口を高めることが今後の日本経済に大きく影響するかもしれません。
フィットネス人口を高めるためには、まずは運動を歯磨きと同じように習慣化することが不可欠です。今回は、運動習慣をうまく定着させるためのコツについて紹介します。
①目に見える結果を作る
(体のラインや体脂肪など)
運動を始めるきっかけは人それぞれですが、分かりやすく数字を味方に付けるのも1つの方法です。気にして欲しいのは体重ではなく、筋肉量と体脂肪率。「やせたい」が口癖になっている人は自分の体の中をチェックしたことはありますか? 私がこれまでBOXのメンバーを見てきた印象では、多くの日本人女性は太っているのではなく筋肉量が足りなさすぎて、脂肪が燃えにくい体になっています。しっかり食べて、脂肪が燃える体、太りにくい体を作ることが健康への第一歩です。
②小さな達成感を励みにする
(できなかったことができる喜びを感じる)
スタート時はできなかった“腕立て伏せ”や“懸垂”ができるようになった! 大人になってからも、できることがどんどん増える! そんな喜びを味方にするのもコツ。クロスフィットを楽しんでいる人はその達成感が病みつきになり、運動習慣が作られる人も多くいます。初めから上手にできる人なんて、なかなかいないので、少しずつステップアップしていく楽しみを積み重ねることが継続のポイントです。
③日常の習慣や他者との約束ごとと結びつける
(トレーニング仲間やコーチとのコミュニケーション)
ジムの会費を払っているから、行かないともったいない! と考えるのも1つの続ける理由になります。また、同じ運動を続ける仲間がいればより相乗効果が高まります。クロスフィットは、BOXにもよりますが、比較的少人数でクラスが行われ、同じ生活スタイルなどで何度も顔を合わせることが多く、メンバー同士でのコミュニケーションが豊かです。お互いを名前で呼び合う習慣や各BOXイベントなどが開催されることもあるので、より絆が深まりやすい形態にあります。
④楽しみと結びつける
(ウェアやシューズ、フィットネス・アイテムを好みのものでそろえる)
新しいスポーツ・ウェアやシューズをそろえると「せっかく買ったのだからやってみるか!」という気持ちにさせられませんか!? また、1カ月続けたら新しいグッズを自分にご褒美! など、運動アイテムが増えれば、モチベーションも上がるはず。クロスフィットを始めた人にまず購入して欲しいのがシューズです。パーティーに行く時はハイヒールを履いたり、ビーチに行く時はサンダルを履いたり、クロスフィットにもランニングやボルダリングとは違う、最適なシューズが販売されています。靴だけでなく、さまざまなアイテムがあるので、また改めて別の機会に紹介しますね。
以上、4つのコツを参考に、まだ運動が習慣化されていない人は、これを機にスタートしてみませんか。
ASAMI Profile
フィットネス(クロスフィット)トレーナー。オーストラリアでクロスフィットに出合い、しっかりと筋肉を付けた動ける体作り、強くてポジティブな幅広い世代の女性たちや世界観に魅了され、日本でもっとたくさんの人にクロスフィットを伝え、フィットネス習慣を付けてもらいたいと思いトレーナーに転身。現在、東京のクロスフィットBOXを中心にトレーナーとして活動中。「WELEDA」や「Eiris」のアンバサダーも務める。
Instagram: @asami_fitness