Vol.7 数字を味方につけるには!?
こんにちは。クロスフィット・トレーナーのASAMIです。前回は運動習慣をうまく定着させるコツを大きく4つに分けてご紹介しましたが、いかがでしたか? 今回は、そのコツの①目に見える結果を作る(体のラインや体脂肪など)について、どのような方法があるのかもう少し細かくお話しします。
数字を味方につける
目に見える結果として“数字”を味方につけるのもコツの1つとお伝えしましたが、中でも味方にして欲しい数字の1つ目が「体脂肪率」、2つ目が「筋肉量」、そして3つ目が「基礎代謝」です。
「あれ? 体重じゃないの?」と思われた人! 体重には脂肪・筋肉・骨・その他が含まれてますよね。体脂肪率とは、文字通り体の脂肪のことを指し、皮下脂肪も内臓脂肪も含めた総称です。
体脂肪計で計測できる体脂肪率は、体重に占める体脂肪の割合をパーセンテージで表したもの。脂肪はつく場所によって名称が変わり、皮膚と筋肉の間に蓄えられた脂肪のことを皮下脂肪、お腹の内臓周辺に蓄えられた脂肪を内臓脂肪と呼びます。
脂肪は、体の機能をコントロールするホルモンや全身の細胞膜などの原料となりますが、多すぎると健康を損ねてしまいます。
健康的に痩せるために必要なのは、脂肪を適度に減らすことです。体脂肪を数値化して、味方にすることで肥満や痩せすぎの予防をすることができます。
InBody
私自身も“InBody”という機械を使って、定期的に体脂肪を数値化し、計測しています。
InBodyとは体の水分量を測定して、タンパク質・ミネラル・体脂肪を定量的に分析する高精度体成分分析装置です。栄養状態に問題がないか、体がむくんでいないか、体はバランスよく発達しているかなど、人体成分の過不足を評価することができます。
BMI
日本の臨床現場で広く活用されている“BMI”は、体重を身長の二乗で除することで算出され、個人の健康状態を評価するために使用される一般的な指標です。BMIは身長に対する体重の比率に過ぎませんが、その比率で低体重・普通体重・肥満であるか決定されます。
しかし、BMIは身長と体重のみで算出されるため、体重が変化した際に筋肉が増えたのか体脂肪が増えたのかを判断することができません。BMIは体重変化を評価するには不十分な指標で、それだけで体型評価を行うと誤解を招く恐れがあるため、私はBMIや体重は気にしないようにクライアントに伝えています。
下記、私のInBody結果を参考資料として掲載します。
定期的な計測で「数字を味方につける」ことは、運動習慣をうまく定着させるコツの1つです。世界中で計測ができるので、ぜひ一度ご自身の体の中をチェックしてみてくださいね!
●InBodyの計測ができる場所
【日本】https://www.inbody.co.jp/inbody-location/
【オーストラリア】https://inbody.net.au/location
ASAMI Profile
フィットネス(クロスフィット)トレーナー。オーストラリアでクロスフィットに出合い、しっかりと筋肉を付けた動ける体作り、強くてポジティブな幅広い世代の女性たちや世界観に魅了され、日本でもっとたくさんの人にクロスフィットを伝え、フィットネス習慣を付けてもらいたいと思いトレーナーに転身。現在、東京のクロスフィットBOXを中心にトレーナーとして活動中。「WELEDA」のアンバサダーも務める。
Instagram: @asami_fitness