シドニー北郊に位置するチャッツウッド・モールで9月10日、日本を愛する全ての人の人に向けたイベント「Matsuri Japan Festival in Chatswood 2022」が開催された。
同イベントは、9月3日に行われた「Japan Expo 2022」同様、「Japanaroo」の一環として開催。在オーストラリア日本国大使・山上信吾氏及び、ウィロビー市長のターニャ・テイラー氏が訪れ、あいさつを行った。
会場では、たこ焼きや焼そばなどの屋台が数多く並び、茶道や生け花、書道のワークショップが実施された。特設ステージでは、日本人バンドによる日本歌謡曲の演奏や、盆踊りに加え、和太鼓や、子どもたちによるチアリーディングのパフォーマンスが披露され、多くの人びとの温かい歓声と拍手が響いた。
また、日本人着付師による浴衣や着物の着付けも行われ、浴衣や着物姿で会場を歩く外国人も多く見られた。
同イベントを主催したシドニー日本クラブのコステロ久恵会長は「開催にあたり、日本の文化を知って頂きたいということで、『ザ・日本』という形でスタッフが浴衣や着物を着て参加しました。多くの皆さんに、祭り=浴衣ということをアピールできたらうれしいです。ステージでは、たくさんの方々がパフォーマンスを行い、盛り上げてくださるので、安全第一で皆さんが楽しめる1日にしたいと思っています。シドニー日本クラブは、NSW州の中で1番大きな非営利団体で、私たちは常に発信源でなければならないとと思っています。近年、多くの方々がさまざまなイベントを開催し、日本をアピールしてくださっていますが、皆さんと力を合わせ、ますますこのオーストラリア、シドニーの地から日本の魅力をアピールしていけたら良いなと思っています。これからも、皆さんからのご協力を頂いて盛り上げていきたいです」と、笑顔で語った。
シドニー日本クラブのコステロ久恵氏(右)と水越有史郎氏(左)
シドニー日本クラブは、2023年に設立40周年を迎えるため、来年はより盛大なイベントの開催が期待される。
(リポート:石田茉緒=日豪プレス編集部)