シドニー盆栽会が主催した盆栽展が9月9〜11日の3日間、シドニーのロイヤル・ボタニック・ガーデンのCalyxで開催された。同展は、官民一体となって日本を盛り上げるシドニー発のイベント「Japanaroo2022」 のプログラムの一貫として行われた。ロイヤル・ボタニック・ガーデンで「盆栽展」が行われるのは初の試み。会期中の10日行われたオープニング・セレモニーには、山上信吾・駐キャンベラ日本国大使、紀谷昌彦・在シドニー日本国総領事を始め、ロイヤル・ボタニック・ガーデン・シドニーからJohn Siemon氏ら多くのゲストが参列した。
会期中は約4000人の人々が盆栽展を訪れた。10時のドア・オープンを待たず、Calyxの外まで入場を求める行列ができた。
シドニー郊外で盆栽展を営み、同会主催のベネットめぐみ氏は「人気樹種は、今を盛りに紫の花を付けた藤、お隣に可憐な新芽が出始めたもみじの木、豪快な黒松、そしてオーストラリア原産木。ワラマインやパインのように大きな木が盆栽鉢に収まっていることに多くの方が驚かれていたのが印象的でした。日本の植物、盆栽文化が、公の場所で開催され、注目を浴びられたのは数多くの人々の協力のおかげ。感謝しています」と話した。