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ワラビーズ、スプリング・ツアー/豪州ラグビー通信

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ワラビーズ、スプリング・ツアー

機動力抜群のワラビーズ、ロブ・ヴァレティニ

 毎年11月ごろに行われているワラビーズの欧州遠征。今回は、7月にオーストラリア国内でテスト・マッチ3戦を行ったイングランドを除く、シックス・ネーションズの5カ国との対戦となった。初戦のスコットランドには16-15、第2戦のフランス戦では29-30という、わずか1点差で勝敗を分けた試合が続いた。

 1勝1敗で迎えた第3戦の相手はイタリア。結果は27-28。イタリアが19度目の挑戦でワラビーズから歴史的初勝利を挙げた。またしても1点差。しかし、このゲームに関しては、先の2試合とはだいぶ内容が異なるように感じる。世界ランクでほぼ同位のスコットランドに競り勝ち、同2位で、テスト・マッチ10連勝中のフランスには敗れたものの最後まで追い詰めた。

 今回のイタリアについては同12位で、過去に負けたことのない格下の相手と言えよう。そしてチャレンジャーであったイタリアが、最大限に完璧なゲームをしたのであれば、この結果を称え、敗れたワラビーズについても納得できたが、イタリアは比較的簡単なゴールを外すなど、そうとは思えない内容だったことが残念。

 第4戦目は世界ランク1位のアイルランド戦。厳しい結果が予想された中、ワラビーズは奮起。試合終盤まで3-3という両者のディフェンスが際立つロー・スコアの展開。その後、それぞれにトライがあり10-10となった後、アイルランドにPGを追加され、10-13で惜しくも敗れた。体を張った好ゲームの代償は大きく、中心選手の6人がけがにより、ウェールズ戦を残して帰国することとなったが、ワールド・カップを来年に控えたワラビーズには、収穫のあったツアーとなったことと信じたい。

YASU

「一度きりの人生、楽しまなきゃソンソン」という感じで、好きなラグビーを楽しむため、約10年間勤務した会社を退職し来豪。ローカルのクラブで10年以上プレーし、もはやラグビーが文化として根付いているこの国から動けなくなっている。日本ももうすぐこうなるかな? 大の犬好き。

Sunday Footy!!

毎週日曜日(10:30~12:30)、フィッシュ・マーケット近くのウェントワース・パークでは、ラグビー好きの老若男女が集まりタッチ・ラグビーを楽しんでいます。初心者も大歓迎、皆さんぜひお気軽にご参加ください!Yasu 0412-553-535





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