2023年全豪オープンがメルボルンで始まった。1月16日に行われた男子シングルス1回戦での日本勢の活躍をお伝えする。
(リポート・写真=板屋雅博)
第12コートでは綿貫陽介(24歳、世界ランキング138位)がアーサー・リンデルクネシュ(フランス、同59位)を6―3、6―3、6―2のストレートで撃破して快勝。若いころの錦織圭を彷彿させる力強く正確なストロークで観客を沸かせた。世界ランカーをストレートで打ち破る実力は確かなものだった。
第8コートの西岡良仁(27歳、同33位)はミカエル・イマー(スウェーデン、同77位)を6―4、6―2、7―5のストレートで下し、2回戦に進んだ。錦織以来、グランドスラムで初めて第31シードに入った西岡は、最初は緊張した様子だったが、徐々に実力を発揮し貫録勝ちした。
また、第8コートで最後に登場したダニエル太郎(29歳、同94位)は、アーネスト・エスコベド(米国、313位)を7―5、6―2、3―6、6―3の3―1で破り、2回戦に進出。真夏のメルボルンで気温がかなり上昇する中での熱戦であった。