在オーストラリア日本国大使公邸で2月3日、ポール・ディブ豪州国立大学名誉教授(元豪州国防省副次官、元統合情報機関長官)への叙勲伝達式が執り行われた。同名誉教授は、防衛分野における日豪協力関係の促進に寄与した功績が認められ、令和4年秋の外国人叙勲において旭日中綬章を受章。伝達式では、山上信吾・在オーストラリア日本国大使が、1986年に「ディブ・レポート」を取りまとめて日豪防衛協力の礎を築いた他、1990年代には豪州として米国以外で初となる日本との戦略対話を開始し、2000年代に豪州を取り巻く環境が大きく変化する中で、日豪協力の戦略的重要性を一貫して唱え続けたディブ名誉教授を称える祝辞を述べた。
これに対し、ディブ名誉教授から、旭日中綬章の授与に対する謝意が表されると共に、日豪関係の促進に共に取り組んだ当時の同僚や家族、山上大使など伝達式の出席者1人ひとりに対し心のこもった謝意が述べられた。