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「日本」を豪州に輸入するマーケティング・エージェンシー「doq®」
日豪をつなぐビジネスの魅力、そして同社の強みとは
━━ディレクター・インタビュー
インタビュー:日豪プレス編集部
オーストラリア・シドニーをベースに日本とオーストラリアをつなぐビジネスを行っているマーケティング・エージェンシー「doq®」。豪州国内のさまざまな賞に輝くなど、在豪日系企業として名実共に最も勢いのある同社の魅力、強みはどこにあるのか。同社ディレクター、永見幸太氏へのインタビュー、そして同社で働くスタッフ2人の声をお届けする。
PROFILE
永見幸太(Kota Nagami)
アカウント・プランニング・ディレクター(Account Planning Director)
1983年生まれ東京都出身。大学で建築設計を学んだ後、2006年JTBグループのハウス・エージェンシーに入社し、民間企業、地方自治体の国内外の観光プロモーション・地域活性事業の企画営業を担当。2011年からの4年間は同グループの沖縄法人に出向し、地域側の視点から観光プロモーションに携わる。国際的な舞台でのビジネス経験と現地に暮らすことでわかる視野を磨くため17年に来豪、18年からオーストラリア・シドニーの日系マーケティングエージェンシー「「doq Pty Ltd」に所属。現在はアカウント・プランニング・ディレクターとして、観光業界に限らず幅広い分野の日系民間企業・自治体のオーストラリア市場向けマーケティング戦略の企画・実施管理を手掛ける。
──オーストラリアでの就業を考えたきっかけはどのようなところにあったのでしょう。
「大学卒業後、広告代理店に入社し国内外の観光プロモーションや地域活性事業などに11年ほど取り組んだ後、来豪しました。ちょうどその時期、日本の『観光立国』に向けての動きが盛んになってきており、自身の仕事でも東アジアや欧米豪へのプロモーションを勧める活動が多く、政府観光局などのデータなどを元にクライアントに説明する機会を多く持ちました。ただ、実際、自分自身は海外に住んだことがありません。現地を知らずに現地を語っていることに違和感を覚えるようになり、一度日本を出ることを決意しました。シドニーを選んだ理由は国際的なビジネス環境と自然のバランスが取れている点ですね。日本では東京と沖縄でキャリアを積みましたが、大都市と自然環境の良さ、両方を経験したこともありそれを両立できる所を探しました」
──最初は学生ビザで来られたと聞いています。どのような経緯でdoq®での就業へとつながったのですか。
「もともと前職でも豪州へのプロモーションの仕事を行っていた関係で、doq®の方とコンタクトを取っていたので、doq®が出展をサポートするイベントにあいさつに伺ったのがきっかけです。担当者が僕のキャリアを知っていたことから始めはフリーの立場から徐々に仕事に協力していく機会が増え、最終的には学生ビザが切れるタイミングでビジネス・ビザ・サポートを受ける形で正式採用となりました。」
──ビザ・サポートを受ける形でdoq®での正式就業が決まることになったわけですが、もともと長期滞在は望まれていたのですか?
「もちろん、移住当初から住み続けることを目指していましたし、これまでの経験を生かしながら、日本の魅力を豪州に伝えていく仕事はとてもやりがいがあると考えていました。来豪当初は、現地の生活を感じようとカフェでのアルバイトなどもしていました。ただ、改めて自分が社会に貢献でき、異国でも通用する能力は何だろうと考えた時に、やはり自分が取り組むべき仕事はマーケティングの分野だと思ったんです」
コロナ禍でも堅調だったビジネス
──doq®は日本のインバウンド事業などツーリズムの仕事が多い分、コロナ禍の影響も大きかったのでは。
「もちろん影響はありましたが、ツーリズム系のクライアントとそれ以外のクライアントのバランスが取れていたので、深刻なダメージにはつながりませんでした。私が入社した当初は星野リゾートや、日本政府観光局などツーリズム関連の仕事の比重が大きかったのですが、ツーリズム関連の実績を積み上げていったことで、他業界からの引き合いも増え始め、YakultやSEIKOなどオーストラリアに進出している日系企業のプロジェクトが増えていきました。実際、コロナ禍でツーリズム関連の予算が減少したことは事実ですが、他分野の実績でサバイブできました。また、doq®はもともと日本国内のクライアントが多かったこともあり、コロナ禍以前から、リモート会議などもデフォルトで行ってきました。それもあり、働き方の変化に対して早めにアジャストできました。コロナ禍で現地に行けなくなっても対応できる素地があった。それは大きかったと思います」
──フレキシブルな働き方という点は、フリーアドレスにこだわったオフィス作りにも現れていますね。
「もともと弊社代表の作野がアメリカで働いていた経験などから、日本の慣習にとらわれていませんでしたし、デジタル化が進んだオーストラリアの働き方にもなじんでいた面があると思います。また、弊社ではポジションに関係なく、お互いを下の名前で呼び合うカルチャーがあります。オフィスの働き方もそうですし、メンバーの働き方もフラットでフレキシブルです。一緒にスポーツをしたり、金曜日には仕事を早い時間に切り上げ「乾杯フライデー」というイベントを行うなど、メンバーの関係性は非常に良いと思います。ただ、少数精鋭の集団ですので1人ひとりの責任は大きいです。もちろんチーム一丸となって業務に取り組みますが、自分自身で考え、主体的に仕事を推進していく自立心とリーダーシップ・スキルが必須です」
──グローバルな環境で仕事をする中、日本人であることの強みはどこにあると考えますか?
「細かな消費者インサイトに気付ける察しの能力、そして実現まで結びつける能力の高さは日本人は随一だと思います。doq®にはローカルのスタッフも複数いますが、国籍に限らず、日系企業としての顧客への細やかさと丁寧かつ柔軟な対応にはこだわっています」
──本記事を読んでいる読者の中には、doq®のお仕事に興味がある人も少なくないかと思います。ぜひ最後にメッセージをお願いします。
「doq®の顧客の中にはYakult、SEIKO、星野リゾートを始め、日本の一流企業も少なくありません。日本のプロダクトや魅力的な観光商品を伝えていく活動を、私たちのような小さな企業がそれらの企業のパートナーとして進めていけるというのは、私たちがオーストラリアをベースとした専門家集団だからこそできることです。チャレンジ精神のある方はぜひ期待を持って飛び込んでもらえればと思います」
PROFILE
黒澤美帆子(Mihoko Kurosawa)
アカウント・スーパーバイザー(Account Supervisor)
青山学院大学卒業後、アパレル業界を経た後、大手法律事務所勤務。マーケティング、ビジネス・ディベロップメントの分野に携わりマーケターとしてのキャリアを4年間積んだ後、豪州クイーンズランド大学で、観光学イベント・マネジメントの修士号を取得後、doq®に入社
なぜ、doqへ?
日本映画祭のプロモーション、日本のインバウンド・マーケティング、日本食に関するプロモーションなど、興味のあるさまざまなプロジェクトに携わっている企業であり、一緒に働く人(クライアント、ベンダー、インターナル問わず)との関係性に魅力を感じ入社しました。
現在の仕事は?
入社前から興味のあった日本のインバウンド・ツーリズムや食をプロモーションするクライアントと仕事をしています。テレビ番組、デジタル・キャンペーン、コンテンツ・マーケティング、PR、イベント・マネジメントなど関わっている事業はさまざまです。
やりがいは?
クライアントのために良いものを作り上げた時や、結果が出せた時が一番ハッピーになれる瞬間です。クライアントとチームとなって一緒に良いものを作り上げていくことにやりがいを感じます。
メッセージ
私のチームは、ツーリズムや食がメインですが、別のチームは教育分野、ファッション、ヘルステック業界など、会社として関わっている業界は多岐にわたります。ただ全てに共通しているのは日本と海外の橋渡しをしたいという思いです。もしご自身のパッションに合う分野があり、『日本と海外をつなぎたい』という思いがある方は、ぜひご連絡ください。
PROFILE
ビクトリア・ファング(Victoria Fang)
アカウント・マネージャー(Account Manager)
オーストラリアの大学卒業後、日本国内で欧州ビジネス協会(European Business Council in Japan =EBC)のコミュニケーション・PR担当として、日本政府への政策提言などの業務を行ったのち帰国。帰国後はスタートアップ企業の日本市場参入を支援する事業に従事し、翻訳、カスタマー・サポート、マーケティングなど多岐にわたる業務に取り組んだのち、doq®に入社
なぜ、doqへ?
日本企業のオーストラリア進出や成長のサポート、また日本への進出・成長を希望するオーストラリア企業を支援できるような仕事を探していた際に求人情報を見つけ、自分にとって打ってつけだと思いました。優秀なマーケター・チームと一緒に、幅広い業種のクライアントを支援することができ、楽しく働いています。
現在の仕事は?
現在は主にYakult Australia、SEIKO Australiaなどのプロジェクトに携わっています。テレビCMの制作や放送枠のメディア・バイイング、コンテンツ制作、デジタル・マーケティングなど、さまざまな取り組みを行っています。また、社内プラットフォームの管理(ソフトウェアの使用方法に関する社員トレーニング、トラブルシューティング)や、毎月のラーニングセッションの調整など社内プロジェクトにも携わっています。
やりがいは?
doq®の仕事で最もやりがいを感じるのは、自分が日々取り組んでいることがクライアントの売上やブランド認知度の向上などにつながり、クライアントのビジネスに変化をもたらしていることを目の当たりにできる点です。
メッセージ
COVID-19の発生以降はリモートワークが中心となりましたが、その分コミュニケーションの頻度を高め、オフィスにいた時以上に同僚との距離が縮まりました。彼らから学ぶことも多いですし、自分の知識も共有できるようになりました。日豪両国のビジネスに貢献し、変化をもたらしたいのであれば、doq®は最適な職場だと思います。