在シドニー日本国総領事公邸で3月14日、ホスピタリティ業界、レストラン業界、メディア関係者、インフルエンサーなど43人を招き、日本酒に関するレクチャーやテイスティングを行う「酒セミナー」が開催された。講師には、福島県喜多方市に酒蔵を構え、2015年にはインターナショナル・ワイン・チャレンジの日本酒部門で最優秀賞「チャンピオン・サケ」を受賞した経歴を持つ「ほまれ酒造」の唐橋裕幸社長が登壇した。
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セミナーには、ホテルやレストラン関係者、料理学校、政府機関、メディア、インフルエンサーら計43人が集まり、日本酒を作る工程、種類やフレーバーの分類など日本酒全般に関する詳細なレクチャーに耳を傾けた。
セミナー後に行われたレセプションでは、同酒蔵の7種類の日本酒のテイスティングと共に、小寺博文・公邸料理人が腕によりをかけた料理とのマッチングが行われた。
「ほまれ酒造」は東日本大震災の復興支援にも力を入れている。イベントではその点も考慮され、福島県の企業・あぶくま食品の若桃の甘露煮もメニューの1つとして振る舞われた。
イベント終了後、德田修一・在シドニー日本国総領事は「今回は多くの食の専門家に来て頂き、日本酒の伝統的な作り方などを教わり、私自身も勉強になりました。日本酒に対するより一層の理解と、思い入れを多くの方に持って帰って頂けたと思います。はるばる日本からお越しくださった唐橋社長にも厚く御礼申し上げたい」と話した。
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