シドニー北郊ゴードンで4月18日、本格海鮮丼・ちらし寿司専門店「Kame House」のオープニング・イベントが開催された。飲食関連事業者やメディア、インフルエンサーらが参加し、ミニちらし寿司や握り、日本酒、梅酒など日本の味を立食形式で楽しんだ。シェフは人気寿司シェフとして名を知られる松谷朋之氏。
カップで振る舞われたミニちらし寿司には昆布だしや白醤油などを合わせて泡状にした「泡醤油」が添えられ、来場者を視覚でも楽しませた。泡醤油は同店のシグネチャー・メニュー「Signature Kaisendon」で供される。また、2層構造のちらし寿司「Next Gen Chirashi」はシェフの娘がデザインを担当した親子による共作。さまざまな彩りのネタがチェス盤にように美しく並べられた一品だ。
新たな発想の品々に対し、松谷氏は「常に新しいことをやらなければならないと考えています。今回は世代を超えた発想のミックスを考えました。また、海鮮丼とちらし寿司でお米を変えている点もポイントです。海鮮丼には北海道のゆめぴりかと富山のこしひかりのブレンド、それを劣化しないよう冷蔵コンテナで輸入しています。ちらし寿司には新潟県産の寿司専用米、笑みの絆を使用しています」と話す。また、店名に関して「大きな声では言えませんが、僕のあだ名が某アニメのキャラクターというのが由来」と付け加えた。
■Kame House