シドニー・チャイナタウンにオープンしたギャラリー「Blank Gallery」で5月11日、初の展覧会となる「Sounds of Sumi」のオープニング・イベントが開催された。展覧会では、折り紙アーティストとして日本国外務大臣表彰受賞の経歴を持つ(2022年)ファーズみどり氏、1メートルの筆を使ったパフォーマンスで大手日系企業のプロモーションなども手掛ける岡智子氏、2人のシドニー在住日本人アーティストの作品も展示。2人も会場を訪れ、多くの来場者と交流した。
ファーズみどり氏「私の作品は、物語や詩から受けたインスピレーションに、日本人なら誰でも知っている運命の赤い糸伝説を絡ませて制作します。色の濃淡や線の太さや細さだけでなく、筆の動かし方にリズムをつけることでハーモニーを作り上げました。和紙に墨で描いた伝統的手法の墨絵も展示しています」
岡智子氏「シドニーで展覧会をいつかしたい、と思っていたので、ギャラリーからお誘いを頂いてとても嬉しかったです。墨がテーマといっても、日本人だけでなく、色んなバックグラウンドのアーティストが参加しているのも多民族国家のオーストラリアならでは。とてもいい経験になりました」
会場では梅酒やごぼうチップス、れんこんチップスなど日本の味やバンド演奏などが来場者を楽しませた。展覧会は5月29日まで。
■Sound of Sumi
日時:5月11〜29日、木〜金11AM-5PM
場所:May Blank Gallery (2F, 17 Valentine St Haymarket) Thurs – Monday 11am-5pm