こんにちは。日豪プレス・インターンのJoyです。「キャンベラ・イベント巡り」の5回目となる今回は、5月28日に市内にあるクック・コミュニティー・ホール(Cook Community Hall)で行われた「CJC秋まつり」を紹介します。
「CJC秋まつり」とは?
CJC秋まつりは、キャンベラ日本クラブ(CJC)が主催する、日本の秋まつりの雰囲気を味わえるイベントです。同クラブは、今年で設立25周年を迎え、同イベントに出席した鈴木量博・在オーストラリア日本国大使から、キャンベラに暮らす日本人コミュニティーによる支援や日豪友好交流への貢献に対し、感謝の言葉が述べられました。
今年は、コロナ禍を経て3年ぶりに復帰。多くのCJC会員やその家族が集まり、にぎやかで暖かなイベントになりました。
さまざまなブース出店やステージのパフォーマンス
Cook Community Hallの館内や周辺には、CJC日本語幼稚園のケーキやCJC日本語学校のお菓子、ひと針の会のハンドメイド・クラフト、短歌会ハンドメイド・クラフトの屋台が出店され、日本大使館の領事部による出張ブースなど多数のブースが並びました。
ブースの中で特に人気を集めていたのは、富士ベーカリー( Fuji Bakery)でした。Fuji Bakeryは、シドニーのベーカリーですが、キャンベラの日本イベントによく出店されます。そこで私は久しぶりに焼きそばパンや桜餅を頂くことができました。イベントが終わる直前にはほぼ全て売り切れの状態でした!
子ども向けのゲーム・エリアでは、日本のお祭りのようにヨーヨー釣りもありました。また、日本の伝統的な技術とアイデアを元に、木工品や家具のデザイン・製作、木工講座を運営しているこいとや・ワークショップ(Koitoya Workshop)では、子どもから大人まで幅広い年齢層から注目を集めていました。
ブースを見て回った後、私は再び館内に戻り、ゆっくりステージでの数々のパフォーマンスを鑑賞しました。前半には、CJC日本語幼稚園と、CJCキャンベラ日本語学校の子どもたちの可愛いらしいパフォーマンス、そしてCJC歌おう会(Song Club)のすばらしい演奏が披露されました。30分の休憩後、オーストラリア国立大学(ANU)の「ザ歌舞伎」による公演が行われ、日本の伝統的な衣装を着た、演者がすばらしいパフォーマンスを見せ、観客を魅了しました。そして終盤には、美しき踊り子連(補習校有志)による阿波踊りが行われました。ステージだけでなく、観客の周りでも踊りだし、大勢の人が自然と阿波踊りに参加し、とても楽しくにぎやかなひと時でした。
キャンベラに意外と多い日本人コミュニティー
私はこれまで、キャンベラの日本人コミュニティーは小さいという印象を持っていましたが、実は多くの日本人家族がキャンベラに暮らしているのだと知ることができました。間違いなく、CJCの活動のおかげで、これほど多くのキャンベラ在住の日本人が集まったのだと思います。これから益々、子どもから大人まで幅広い年齢層が共に楽しめる日本イベントがキャンベラに増えたらうれしいです。