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就学や就労、移住(ビザを取得)するための英語能力証明として、オーストラリアやアメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランドなど多くの国で認められているIELTS(International English Language Testing System)とPTE(Pearson Test of English)。選択肢があるからこそ、どちらを受験すべきか悩む人も多いだろう。同じ英語力を測定する試験でも、受験方法や出題傾向が異なるため、試験に合わせた対策が必要となる。本記事では、日本人を対象にIELTS及びPTEに特化したレッスンを行う「Bilingual Sensei」を運営する浅野美貴さんに、各試験の特徴や対策方法、同サービスの強みなど、話を伺った。それぞれの違いを知ることで、自分との相性も分かるはず。ぜひ、対策が立てやすい試験はどちらなのか見極める参考にして欲しい。
Profile
浅野美貴
オーストラリアで生まれ育ち、日本語・英語が堪能なバイリンガル。オーストラリア国立大学(Australian National University)卒業。現役翻訳家・通訳者としても活躍。IELTS運営団体提供の講師プログラム(IDP Teacher Training Program)及びPearsons Pathways PTE Academic for Teachers卒業。100人以上生徒がいるIELTSスクールでの講師経験を有し、自身のIELTSスコアは Overall 8。
採点が柔軟なのはIELTS
─IELTSとPTEの概要について教えてください。
IELTSは、「ジェネラル(General)」と「アカデミック(Academic)」の2種類があります。Generalを希望する人は、ビザの取得を目的とする場合が多いです。弊社のサービスの受講者の大半はオーストラリアの永住権取得のためにIELTSを受験しています。目的によって受ける試験の内容が変わりますが、一般的にはGeneralの方がAcademicよりも英語圏での日常生活で使われる英語力が問われるため、簡単だと言われています。Academicを受ける人のほとんどは、大学や大学院に入学するためにIELTSのスコアが必要であることから試験に臨みます。Academicの場合、より高いレベルのボキャブラリーを要することもあり、大学で使用されるレベルの英語力があるかどうかが問われます。以前はペーパー・テストのみでしたが、最近ではコンピューターで試験を受けることが一般的となっています。スコアは1~9まで0.5刻みで、有効期限は2年間です。
PTEもIELTSと同様、ビザ取得や専門学校・大学入学のためにある程度の英語力があることを証明するための試験です。スコアは10~90点で、有効期限は2年間。大きな違いとしては、IELTSは人間が採点し、PTEではAIが利用され、コンピューターが採点するという点です。例えばPTEのスピーキング・テストでは決まった秒数の間に読んだり、話したりする必要があり、それらが録音され、AIが採点を行います。IELTSのスピーキングはネイティブ・スピーカーに質問され、その質問に答えることで、試験官がスコアを付けます。
─どのような人がIELTS/PTEに向いていますか。
現在の英語力によって受ける試験を考える必要があると言えます。スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングの中でどのスキルがより得意なのかによって変わります。
PTEは、スピーキングの発音に重きを置いている試験なので、話すイントネーションやトーンがとても重要です。AIが採点を行っているため、声の低さが点数に響くとも言われています。発音が上手く、流暢に読んだり、話したりできる場合はPTEが良いかもしれません。しかし、PTEは3秒間、声を録音する際に遅れをとった場合にはその質問は0点となってしまうため、人間が採点を行っているIELTSの方が、より柔軟な採点となると言えます。
試験そのものの構成が、IELTSとPTEでは全く異なるため、どちらが自分に向いているかを慎重に考える必要があると思います。例えば、弊社の受講者の中には、限られた短い時間の中で質問を解いていくのにプレッシャーを感じるという人がいました。その人は60分間、自分のペースでライティングやリーディングの質問に回答できるIELTSを選択しました。PTEの場合、1つの質問につきカウントダウンがあるため、時間のプレッシャーが多少あります。時間のプレッシャーは気にならず、試験時間の長さが気になる場合はPTEの方が短いのでお勧めです。
人の人生の目標をサポートしたいという思いでサービスを開始
─浅野さんが、IELTSとPTEに特化したレッスンを行うサービスを提供し始めた経緯や、やりがいを感じる瞬間について伺えますか。
私は、オーストラリアで生まれ育ったのですが、たくさんの日本人の方々がオーストラリアでビザを取得できず、泣く泣く帰国するのを見てきました。他の人種に比べてオーストラリアを含めた英語圏に移住・留学する日本人が圧倒的に少ないことから、「私にできることはないだろうか」と思い、IELTS対策のサポートを行うために効率的かつ効果的なレッスンを提供することにしました。今ではたくさんの受講者が「日本語で英語に関する説明を聞いた方が早く英語力が上がる」と、口伝えや紹介を通して私の元に来てくださいます。
全く英語に自信がなかった人が目標よりも高いスコアを取得し、その後目標としていたビザを取得したり、大学や大学院への入学を果たしたことを聞くと、いつもとてもうれしい気持ちでいっぱいになります。IELTSやPTEは、人の人生を左右するテストでもあるため、私の日本語力と英語力をこのような形で、人の人生の目標をサポートするために活用できることに非常にやりがいを感じています。
─Bilingual Senseiのサービスの特徴や強みについて教えてください。
多くの受講者から「英語と日本語の堪能さが他の学校やサービスとは違う」という声を頂きます。私は生まれも育ちもオーストラリアで、オーストラリア国立大学を卒業しました。日本語においても、手前味噌ではありますが、海外育ちだとは気付かれないほど堪能です。レッスン中、受講者の英語の読解力が不足している部分がある場合、どこでつまずいているのかを理解するためにいくつか質問をして、日本語でたくさん例を出しながら説明することで受講者の読解力向上を目指します。
また、Bilingual Senseiでは、プライベート・レッスンや少人数のグループ・レッスンを行い、効率的にスコアを伸ばす方法を伝授することに重きを置いています。大人数のグループの場合、1人ひとりがどのように上達しているか、どこが腑に落ちていないか、はっきり分かりませんが、弊社は、少人数クラスのため、不安な点がある場合はなるべくそこに耳を傾け質問したり、質問をしてもらうことで、受講者の方々の不安や不明点を改善するためのサポートが行き届きます。既に語学学校に通っている方々が「学校のクラスについて行けない」と私の元にやってくることも多々あります。オンライン・レッスンのため、自宅など好きな場所で授業を受けることができ、時間も自由に選んで頂けます。
効率的かつ効果的なレッスンで目標スコアを獲得
─Bilingual Senseiのレッスンを受講すると、どれくらいの期間で目標のスコアを達成できるのですか。
平均3〜4カ月ほど掛かりますが、目標スコアや現在の英語力にもよります。3回授業を行って目標スコアをすぐに取得した人もいれば、6カ月じっくり一緒に英語力を向上させる必要がある人もいます。どこをどのように上達させれば良いかを分析し、IELTSやPTEの対策を1人ひとりカスタマイズしているため、効率的な授業を行い、効果を発揮することができます。しかし、時間に余裕がある方が確実に勉強しやすいと思うので、なるべく早い段階で、IELTSやPTEを受験することを相談して頂くことをお勧めします。
─レッスンを行うにあたり重視されていること、心掛けていることはどのような点ですか。
「英語への自信をつけるお手伝いをすること」が私の役目だと思っています。受講者の多くは十分な英語力を持っていたり、あと少し英語力を付ければ良いという段階にいます。その他に必要となるのは、IELTSやPTEに特化した能力を付けることや対策を練ることです。目標スコアを取得するためには、的確なアドバイスだけでなく、現在持っている能力を存分に出せるようにすることがとても大切です。これまでの受講者の中に、IELTSで、実力はスコア6くらいの人がスピーキングで8を取ったことがあります。自信を持って話すことからIELTSでは多少誤魔化せるところもあります。英語に対する不安を取り除き、「英語が楽しい」「英語に自信を持てる」と思うことがとても重要だと感じているため、レッスンでは否定的なことよりも褒めること、そして優しく、的確なアドバイスをすることを意識しています。
─最後に、これからIELTSまたはPTEを受けようと考えている方々に向けてメッセージをお願いします。
日本人の多くは「自分は英語ができない」と思っていますが、私は、英語力が結構高い人が多いと感じています。IELTSやPTEに必要な正しい対策やコツを知っていれば思っているほど難しい試験ではありません。一緒にがんばっていきましょう!
─ありがとうございました。
プライベート・レッスン受講者の声
「IELTSの解き方と自分がよく使う表現の正しい使い方、自分に合う勉強の方法、問題への答え方など、1人で勉強するだけでは気付けなかったことや、IELTSの勉強のポイントなど、1人ひとりに合うような方法を提案してくださり、理解しやすかったです。更に、理解が深まると、苦手だった長文問題などが楽しくなってきました。 苦手意識から楽しいと思えるように変化するは、なかなか難しいと思いますが、美貴先生との学習では可能でした。2カ月という短期にも関わらず、スコアが上がったことに感謝しかありません」
「美貴さんは日本語もネイティブ・スピーカーなので、英語の説明では分からない問題や細かいニュアンスを英語と日本語両方で教えてもらうことができました。痒い所に手が届くとはこのことか!と思いました。そのため、戦略や苦手な箇所の対策が立てやすく、効率良くIELTSの目標スコアを取得することができました。明るく真剣に教えてもらえるので気持ちよくレッスンを受けることができました。ありがとうございました。
「4カ月を超えるプライベート・レッスンを終えて、 先日、無事に初受験で目標スコアを獲得することができました。 主にスピーキングの練習でしたが、自分ではどうしたら良いか分からないことや、言い回し等、詳しく丁寧に教えて頂けました。 日本語と英語の微妙な感覚の違いに関しても、 両言語堪能な美貴さんのおかげで、分かりやすく 学習することができました。 独学や、語学学校だけではとても難しかったと思います。 今後、永住権申請時には各スコア、6.0が必要なので その時にもまたお願いしたいと思っています」