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楽器演奏など授業以外のレッスンとサポートについて/オーストラリア教育あれこれ

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Q: 小学2年生の子どもが来年から学校のバンドに入りたいと言っていますが、楽器は何もできず、楽器も持っていません。うちのような子でもバンドに入ることはできますか?

 日本で育った人は小学生の時の記憶があるかと思いますが、日本では4、5年生から、ほぼ全員がクラブ活動をするようになります。練習などは学校時間内や放課後に行いますが、基本的に学校の先生が教えてくれます。

 一方、オーストラリアの学校では、各学校で合唱、スポーツなど力を入れている分野が違いますが、楽器演奏の「バンド」は大体どの小学校でもあるようです。学校によって入部資格は1年生からだったり3年生からだったりと多少の違いはありますが、空きがあれば誰でも参加可能です。

 楽器を自分で持っていない場合、学校の楽器を貸し出してくれます。場合によってはクラリネットなどのリードや口に触れる部分(マウスピース)だけは買わないといけないかもしれませんので、各学校のバンド・マネージャーに確認してください。

 さて、練習ですが、多くの場合は週に1~2日、授業前の時間、または昼休みなどに合同練習をする学校が多いようです。ただ、個々の楽器練習については、学校の先生は見てくれないので、各自で個人レッスンをアレンジしなければなりません。

 個人レッスンは、平日や週末に校外でレッスンを受けても良いですし、外部から通学校に来ている各楽器専門の先生に習うこともできます。

 学校の時間内に個人レッスンをする場合、先生の都合で時間や曜日などをアレンジしてくれます。ただし、レッスンは朝や昼の休み時間にできるとは限らず、授業中に受ける場合もあります。その場合、レッスン時の部分の授業は抜けることになります。抜けた分を補習授業してくれるかどうかは授業をしている先生に相談しましょう。そのため、授業を全部きちんと受けたいという人は、楽器のレッスンは校外で受ける方が良いと思います。
 楽器以外にも、生徒を授業から抜き出して行うレッスンは他にもあります。例えば、英語や算数が苦手な生徒、反対に良くできる生徒を対象に、個人またはグループで抜き出してその生徒に合ったレッスンをします。抜き出した生徒のサポートは、学校の先生だけでなく保護者やボランティアが行う場合もあります。

 詳しくはお子さんの通う学校に聞いてみましょう。

回答

内野 尚子

在豪26年。デイケア、プリスクールAuthorizedSupervisor、補習校の教師兼代表を経て2007年UniversalKIDS設立。19年よりオンラインで保護者や教師向けのバイリンガル教育や子育てアドバイスも行なっている。
Web: universalkids.com.au

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