9月2日、シドニー北郊にある「St Leonards Park」でシドニー沖縄県人会主催の“ゆんたくピクニック”(ゆんたく=沖縄語でお喋り)が開催された。
ワーキング・ホリデーで滞在している新メンバーの紹介と、シドニーで活躍中の「Eisa Champ Roo」のイベント・リハーサルを兼ねた趣旨で行われたピクニックは、シドニー沖縄県人会のフェイスブックでの呼び掛けを見て参加した人や友人を連れて訪れた人もおり、国籍や年齢を問わず多くの人が集まり盛り上がりをみせた。
沖縄県出身で4月にワーキング・ホリデーで来豪した親川由依氏は、「初めてピクニックに参加して私が1番驚いたのは県人会の方々のフレンドリーさです。一緒に参加した私の友人だけでなく、当日飛び入りで参加していた方々含めすぐに打ち解けみんなで楽しんでいる光景を見て、沖縄の“いちゃりばちょーでー”(一度会ったら皆兄弟)がオーストラリアでも体現されているのに改めてすごさを感じました。また、エイサーの練習をしている隣では三線と琉球舞踊の即興ステージが始まり、私も一緒に参加することができ、とても良い思い出になりました。今回のピクニックで他のワーキング・ホリデーの人やオージーの同世代の人と友達になり情報交換もできて、とても有意義な時間を過ごせました」と話す。
ピクニック恒例の一品持ち寄りでは沖縄の郷土料理をはじめ、スナックや果物など豪華な食事が並び、皆で頂く様子はまるで沖縄の“シーミー”(晴明祭:久しぶりに会う親族たちとお墓の前でわいわいと楽しむのが沖縄流)を思わせるような雰囲気で、ピクニックの最後はみんなでカチャーシー(テンポの速い沖縄民謡に合わせ両手を頭上に挙げ手首を回しながら左右に振る踊り)で締めくくられ、大盛況のゆんたくピクニックとなった。
シドニー沖縄県人会では、沖縄にゆかりのある人や友人を集めて定期的に親睦会を開いている。オーストラリア最大規模の沖縄芸能イベントも過去2回(2019年沖縄くくる祭、2022年Okinawa Festival)主催しているシドニー沖縄県人会では、沖縄芸能に興味のある人を常に募集している。会長のタガート安江氏は沖縄エイサー団体「Eisa Champ Roo」を主催し、副会長のホー紅美子氏はオンライン三線教室「Tin Tin Ten」を主催しているので、シドニー沖縄県人会、エイサー、三線に興味のある人はぜひ下記より問い合わせを。
シドニー沖縄県人会
Email: sydneyokinawanclub@gmail.com
Web: https://sydneyokinawanclub.wixsite.com/sydney-okinawan-club