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メルボルン旅行が出張に!?「HARIO Australia」の開所式に潜入―インターン体験記

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右から料理人で著書も出しているジュリア・バスティーユ・ニシムラさんと旦那さん、ITO EN Australiaの富沢成年社長、筆者

 8月中旬、日豪プレス・インターンがメルボルンを訪れ、「HARIO Australia」の開所式を取材した体験記をお届けする。

(文・写真=早山さくら)

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きっかけは1件のメール

 7月初旬、私は「HARIO Australia 開所式のお知らせ」という件名のメールを見つけ、「えっ、HARIOってあのコップのHARIO? 開所式って何だろう」と心を躍らせた。それは日本製の耐熱ガラス・メーカー・ハリオ(HARIO)から送られて来た、「HARIO Australia」の開所式の招待メールだった。

 “飲む専門”だが、私はコーヒーと紅茶が大好きで、日本ではHARIOの製品を愛用していた。シンプルなデザインでどんな食器とも相性が良く、何より機能性に優れ、耐熱ガラスでできているという点が使い勝手が良く気に入っている。HARIOがオーストラリアに進出すると知った時、自分が大好きな日本製品の良さをオーストラリアの人たちとシェアできるようになると、とてもワクワクしたのと同時に、開所式へ取材に行って、HARIOのオーストラリアでのスタートの瞬間に立ち会いたいと思った。

 オーストラリアに来たのは6回目なのに、これまでメルボルンを訪れたことがなく、現在そこで留学している友人がいるため、旅行を兼ねて会いに行こうと考えていたが、なかなか良いタイミングがなかった。これはメルボルンへ行く良い機会だと思い、上司に開所式に興味があることを伝えると、取材に同行しても良いと快諾してもらうことができ、HARIOの開所式に行くことになった。

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緊張の開所式当日

 会場はクラウン・タワーの29階で、メルボルンの美しい夜景が一望できる場所だったが、初めてのビジネス・パーティーのため緊張で景色どころではなかった。会場には日系企業の社長や役員など、普通に生活していれば会うことのない方々が多く、自分がそこにいるのは少し場違いとさえ感じた。しかし、皆さんがとても気さくに話し掛けてくださり、取材を楽しむことができた。オージーのカフェ関係者の方々とは、メルボルンでお勧めのカフェやレストラン、日本の観光地について話をした。メルボルンのカフェ業界で活躍されている日本人の方々もいて、皆さん1人ひとりが違ったバックグラウンドやオーストラリアでのストーリーを持っていて、興味深い話をたくさん聞くことができた。

 式の中で一番印象に残っているのは、ゲスト・バリスタによるハンド・ドリップ・コーヒーだ。世界的なバリスタの方々が淹れたコーヒーを飲むことなんてめったにないため、とても感動した。特にメルボルンにある「Market Lane Coffee」のバリスタ・石渡俊行さんにインタビューをした際、普段はカフェの店頭ではなく、オフィスで勤務されていると伺い、石渡さんの淹れたコーヒーを飲むことができたのはレアに感じた。

Market Lane Coffeeの石渡俊行さんと

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 式が終わり会場を出る際、HARIOの方々からゲストにお土産が手渡しで配られた。中にはHARIOのフィルター・イン・ボトルが。以前から欲しいと思っていた製品が頂けた上、それが自分の名前である桜の柄のボトルだったことがうれしくてたまらなかった。この素敵なお土産もそうだが、式中の法被のプレゼントや三本締めなど、オーストラリアにいながら日本の「おもてなし」を感じる開所式だった。

お土産で頂いたフィルター・イン・ボトル

 HARIOとメルボルンのコーヒー・カルチャーの魅力をより深く知ることができた取材は、とても有意義で楽しい時間を過ごすごとができた。より詳しい開所式の内容や、HARIO柴田亘保・副社長インタビューなど、取材記事は下記よりご覧頂ける。





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