(文・写真=板屋雅博)
テニス4大大会の今季第1戦、全豪オープンは1月18日、メルボルン・パークで女子ダブルス1回戦が行われ、第16シードの穂積絵莉/二宮真琴組がアリシア・パークス/ソフィー・チャンの米国ペアに4―6、7―5、7―6の大逆転で勝利した。
第1セットを2回のブレークで落とし、第2セットも2回のブレークで1―5と追い詰められ、誰もが日本ペアの敗退を予想した。しかし、この劣勢の状況から雨による約2時間の中断を挟みながらも、気持ちを切らさなかった穂積・二宮組が6ゲームを連取し、7―5で第2セットを奪取した。
最終セットも3度のブレークを許して相手のサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたが、再びブレーク・バックで追いつくと、最後は10ポイント先取のスーパー・タイブレークを制して劇的とも言える大逆転で勝利をもぎ取った。
これまで日本勢は全敗が続いていたが、穂積・二宮組が勝利第1号となった。