シドニー都市部西部のクラスター拡大
1月3日にはさらに11人が陽性と判定され、うち3人はホテル隔離の海外帰国者で、残る8人が市中感染と判明したと発表された。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
この8人の市中感染でシドニー都市圏西部ベララ地区のクラスターがさらに拡大していることからシドニー都市圏西部は警戒状態になっている。
市中感染の8人のうち、2人はアバロン・クラスター関連陽性者の家族だったが、5人はベララ・クラスターで、そのうちの1人は既知の陽性者の家族だった。しかし、24時間の検査数が18,923人にとどまっており、ケリー・チャントNSW州主席医務官は、市民に検査を受けるよう呼びかけている。
さらに、「ベララ・クラスターで採取したウイルスのゲノム解析の結果、コロナウイルス患者輸送ドライバーからの感染と判明、アバロン・クラスターとは別と判明した。つまり、2つの異なるコロナウイルス株で2つのクラスターが発生している状態だ。海外からの帰国家族が要請と判定され、医療施設に輸送されたことがあり、そこで感染した輸送従事者が同僚に感染させ、そのウイルスをうつされた人物がベララ地区のBWS酒屋でごく短時間過ごしているが、その間にすでにウイルスが広まっている。しかし、これが判明したことで感染経路不明の陽性者が減った」と語っている。
チャント主席医務官は、「ベララ地区のBWSでは、約2000人ほどの人にすでに通告している」と語っている。
特定日時にベララ地区のBWSに立ち寄った者は濃厚接触と見なされており、直ちに検査を受け、検査結果にかかわらず、最後に接触のあった日から14日間は自己隔離しなければならない。
また、特定日時にCoffee Club, Stockland Shellharbourに1時間以上立ち寄っていた者は濃厚接触と見なされ、直ちに検査を受け、結果にかかわらず、通告があるまで自己隔離すること。
他にも、インナーウェスト、Australian Motor Traders, Haberfield Road; Officeworks Punchbowlに立ち寄った者は検査を受けることとされている。
■ソース
NSW records eight new local coronavirus cases as masks mandated in greater Sydney