シドニー地域のビジネス9か所罰金処分受ける

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来店登録怠り、コロナウイル公衆衛生命令違反

 シドニー地域のホスピタリティ・ビジネス9か所が、客の来退店のQRコード登録を怠ったなどとして罰金を言い渡された。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 NSW州政府はコロナウイルス・パンデミック対策として様々な規制を定めており、ホスピタリティ・ビジネスでも、店内での客1人あたりの面積確保や、客の来店退店時の登録などが義務づけられている。また、2021年1月1日より、ホスピタリティ施設や理美容施設では、客の来店退店時に客に文書またはQRコードで氏名、電話番号を登録させることが店側に義務づけられている。

 2月6日、この義務に違反していると疑われたホスピタリティ施設を警察官が訪問し、シドニー都市圏南西部にある、この9か所の施設がコロナウイルス公衆衛生命令違反と判定された。

 キャンリー・ベールのキャンリー・ベール・ロードにあるレストランは$5000の罰金通告を受け、またキャンリー・ベールとフェアフィールドの8つのビジネスが$1000の罰金を言い渡された。

 NSW州警察が声明を発表し、「もっともよくある違反行為は定められたコロナウイルス安全措置を怠ることや客の来店退店時の登録怠慢を見逃すことなど」と述べている。

 1月中旬、NSW州内のビジネスの30%がQRコード登録システムを使っていなかったと発表されており、ビック・ドミネロ顧客サービス担当大臣が、「命令に違反したいくつかのビジネスが一時的な休業を命じられたと警告している。

 2月7日、州警察は、コロナウイルス規制違反が疑われる施設を通報するよう市民に呼びかけている。一方、以前にミック・フラー警察長官が、「警察は違反に対して柔軟に対応し、ビジネス経営者にはまず警告して改善の機会を与え、その後、何度か警告した後、改善がなければ法的措置に訴えるようにしている」と語っていた。

 2020年のデータによると、コロナウイルス公衆衛生命令違反の約3分の2がレストランや喫茶店で、罰金通告が多い地区はシドニー市内、インナーウェスト、リバプールとなっている。
■ソース
Nine Sydney businesses fined for COVID-19 breaches during targeted police operation

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