ただし、GPもまだ詳細知らされておらず混乱必至
3月17日、グレッグ・ハント連邦保健相は、「3月22日より、70歳以上を対象に地域のGPでコロナウイルス・ワクチン接種を始める。接種申し込みは当日17日より受け付けている」と発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
対象になるのは約600万人だが、早くも予約申し込みができないとの苦情が出ている。
この日、国内約1,000か所のワクチン接種実施GPの名簿が発表されたが、「これまで何の情報もなく、突然政府に言われても」と、とまどううGPも多い。
一方、22日から接種を申し込む資格の確認や最寄りの接種実施GPの名簿はhealth.gov.auのウエブサイトで見ることができる。しかし、この名簿が発表されてから記載されているGPは電話が殺到しており、何も知らされていなかったGPは殺到する電話に驚き、対応どころではなかったと訴えている。
また、接種申込者の入力を受け付ける予約ソフトウエアもまだ設定していないところもあり、それでも来週月曜日から接種を開始することになっている。クリニックによっては自分のところで接種を実施することも知らなかったと訴え、「私達より一般社会の方に先に発表があったような印象だ」と語るGPクリニックもある。
ところが、ハント大臣の発表は、このような各地のGPクリニックの反応と食い違っており、「今日発表するということは以前から決まっていた。この名簿のGPはいずれも政府の接種実施認可を得ているだけでなく、GPの方からワクチンを注文しているところばかりだ」と語っている。
さらに、「一部のGPは来週からオンラインになる予定だが、明日あさってあたりにワクチンが配達されることが確実になるまで予約を受け付けない」と語っている。
コロナウイルス・ワクチン接種の問い合わせなどは1800 020 080でも応じている。
■ソース
Frustration as Australians over 70 get green light to book a COVID vaccination but GP clinics are caught unprepared