20日には降水量100mmに達するところも
3月17日、気象庁(BoM)は、「シドニー地域は3月18日からの3日間は大雨の予想。嵐になるおそれもある」と予報した。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
シドニーは20日には降水量100mmに届くこともあり得ると予想されており、沿岸に停滞する低気圧のため、来週になるまで晴れ間も見えない気象条件が続く可能性もある。
BoMのメロディ・スターム気象学者は、「雷雨はほとんど確実にある。特に20日はその確率も高い。ただし、雷雨は非常に気まぐれなので、まっすぐにシドニー地域に進むかと思えばすっかりはずれることもあるし、ハンター地域やイラワラ地域にそれてしまうこともある」と語っている。
この3日間大雨が降り続けば、2020年7月に3日間の間に130mm以上になって以来のおしめりということになる。
ただし、2020年2月にはシドニー地域で4日間のうちに30cmほどの降水量を記録しており、それまでの半年近くの間に何百万ヘクタールも焼き尽くしたブッシュファイがほとんど鎮静する結果になった。
スターム気象学者は、「しどにー地域はかなりの多雨気象条件に入っており、今後も長く続くことが予想される。そればかりか、大雨になることが予想されるのでしっかりと備えをしておくよう勧める。
また、「シドニー盆地の上に停滞する沿岸低気圧のために雨量もかなり増えることになり、18日には25mmから45mm、20日には60mmから100mmと予想されている」と語っている。
また、シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)の系列の天気予報サービス、ウェザーゾーンのベン・ドメンシーノ気象学者は、「今後8日間はどの州、準州も一部で大雨になると予想される」と語っている。
3月18日にはNSW州中北部海岸地域に大雨注意報が出されており、スターム気象学者は、「この2,3日涼しい夜が続いたが、今後は徐々に温かくなり、週中頃には20度後半になるところも珍しくない。また、1日の最低最高気温差も小さいだろう」と語っている。
■ソース
‘It’s coming’: Three-day deluge, possible storms forecast for Sydney