ボンダイ・クラスター10人増えて総数21人に

SHARE

感染の可能性のある施設も増加の一途

 6月21日午後8時までの24時間の検査で3人が、それ以後に7人が陽性と判定され、シドニー東郊ボンダイを中心とするクラスターは総数21人になった。この7人は公式には6月23日発表分に組み込まれる。

 6月22日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、大シドニー地域に発令されていた公共屋内空間と公共交通機関内でのマスク着用義務はさらに1週間延長され、7月1日午前零時1分まで続くことになった。

 新たに陽性者と判定された10人のうち8人までは家庭接触で感染しており、すでに自己隔離に入っている。また、1人は子供だった。

 グラディス・ベレジクリアンNsW州首相は、「この大シドニー地域は中部海岸地域とハンター地域を除き、シドニー都市圏、ブルーマウンテン、イラワラ、ウロンゴン、シェルハーバー地域を指す」と発表している。

 3人のうち、1人はイラワラ地域在住の60代の女性、1人はシドニー北郊地区在住の40代の女性でいずれも既知の陽性者の濃厚接触感染者。また、1人はシドニー東郊在住の20代の女性でボンダイ・クラスターと関連していると見られているが感染経路はまだ調査中と報道されている。また、7人のうち、6人はすでに自己隔離に入っている8人の一部。残る1人はウェイバリーのセント・チャールズ・カソリック小学校3年の生徒で、学校はNSW州保健省からの通告を受けて直ちに保護者に連絡し、児童生徒を迎えに来るよう通知した。学校は閉校し、今学期残り3日間はインターネットによる遠隔授業を行い、冬休み後の3学期から対面授業に戻るとの声明を発表している。

 ブラッド・ハザード州保健相は、「州内の小売り業すべてでQRコード登録を義務化するよう働きかけており、将来的に抜き打ちで小売店を訪れ、QRコード登録が励行されているかどうかをチェックする。州保健局の接触追跡チームにとってQRコード・データは作業に不可欠だ」と語っている。

 ベレジクリアン州首相は、「現段階で対応は相応と信じている。今後、感染者の家族の感染が増えていくだろうし、このデルタ株の感染力が明らかになると考えている」と語っている。
■ソース
Bondi COVID-19 cluster rises to 21 cases after NSW Health records 10 new infections

SHARE
Google Adsense
[the_ad_placement id="single-new-bottom"]