8人を感染経路不明の陽性と判定
8月5日付ABC放送(電子版)は、「VIC州では8月4日午後8時までの24時間の検査で8人がコロナウイルス陽性と判定され、そのうち6人は4日の検査分だった。また、その感染経路が判明しないため、VIC州政府は、先のロックダウン解除から2週間過ぎていない8月5日午後8時より再びメルボルン都市圏をロックダウンすると発表した。
7日間のロックダウン中、住民は、食品雑貨の生活必需品購入、運動、介護、在宅で遂行できない業務や勉学、コロナウイルス・ワクチン接種を受けるため、の5つの理由以外で外出することはできず、また、ショッピング、運動で外出する場合も自宅から5km以上離れることはできない。
マスク着用義務は従来通りで自宅以外の場所では屋内屋外共にマスク着用をしていなければならない。
ダニエル・アンドルーズ首相は、「こんなに早く再度ロックダウンを宣言しなければならないのは難しい決断だった。ここに再びロックダウンを宣言しなければならなくなって非常にがっかりしている。しかし、接種済み人口が非常に少ないことを考えると、VIC州民の安全のためには医学専門家の勧告を受けてここに再びロックダウンを実施するしかない。これに代わる選択肢としてはウイルスを野放しにすることしかないが、そうなれば病院は何百どころか何千人もの患者で完全に身動きが取れなくなる」と語っている。
アンドルーズ州首相は、「感染経路不明の感染が複数あるため、ロックダウンは7日間は続けなければならないだろう。7日間というのは少なくともそれだけの期間が必要だということであり、間違いないことを祈っている。8月12日午後8時にロックダウンを終わらせることができるよう州民全員が努力しなければならない。また、今回も州の郡部にも規制が適用されるのは、ワンガラッタでの汚水検査でコロナウイルスの断片が検出されたためであり、その地域にコロナウイルス感染者がいるか、または以前にいたと信ずるに足る理由がある」と語っている。
■ソース
Victoria to enter sixth lockdown in response to new mystery COVID-19 cases