NSW州、新たに262人がコロナウイルス陽性判定

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女性1人死亡、ペンリス市の規制強化に

 8月8日付ABC放送は、NSW州政府の発表として、8月7日午後8時までの24時間に新たに262人がコロナウイルスと判定されたこと。80代の女性がコロナウイルス感染症で亡くなったこと。また、ペンリス市もシドニー都市圏南西部・西部同様のロックダウンに加えて厳しい特別規制の対象に組み込まれることを報道している。

 同日午後5時よりペンリス市の12地区に厳しい特別規制が実施される。この規制はシドニー都市圏南西部・西部の8自治体で実施されているものと同じ内容。

 一方、これまでロックダウンに加えて厳しい特別規制を受けていた8自治体の一つ、ジョージズ・リバー地方自治体が他の自治体より先に数日中にロックダウンを解除される可能性もある。

 ペンリス市の12地区の住民は生活必需品も自宅から5km以内の小売店で購入しなければならず、社会的に不可欠と認められた職種以外の者は地域外に出ることはできない。

 NSW州保健局のジェレミー・マカナルティ健康保護部長は、「エピデミック前線がペンリス市に侵入した。さらに広がることを防ぐためには規制を強めるしかない」と語っている。

 シドニー・インナーウェスト・サマーヒル地区のワイオミング高齢者介護施設のクラスターでコロナウイルスに感染した80代の女性は、8月1日に陽性と判定され、即日市内キャンパーダウン地区のロイヤル・プリンス・アルフレッド病院に収容されていたが、7日に同病院で死亡した。亡くなった女性は接種を受けていなかった。

 262人のうち、感染力のある時期に隔離に入っていたのは86人だけで、72人は外出し、市中を移動していた。また、104人については現在調査が進められている。

 特別規制中の8自治体のうち、カンタベリー=バンクスタウン市は今も陽性者がもっとも多いが、マカナルティ部長は、「ジョージズ・リバー自治体は、住民の検査件数が増えるような数日でロックダウンを解除される可能性がある」と語っている。

 ベレジクリアン州首相は、NSW州の接種済み人口が440万人を超えたことを評価し、また、社会的に必須の業務に携わる労働者が積極的にワクチン接種を受けていることを評価している。
■ソース
NSW records 262 COVID-19 cases, woman aged in her 80s dies, Penrith residents face tougher restictions

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