NSW州、コロナウイルス陽性344人、死者2人

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3自治体で増加傾向にあり、特別ロックダウンも

 8月11日付ABC放送(電子版)は、NSW州政府の発表として、新たに344人がコロナウイルス陽性と判定され、2人が死亡したと伝えている。

 グラディス・ベレジクリアン州首相は、「州のコロナウイルス蔓延状況は今後更に悪化すると予想される。また、フェアフィールド=カンタベリー市域の陽性発生率は下がっているが、ベイサイド、バーウッド、インナー・ウェストで増加しており、その3自治体域にはこれまで南西部・西部自治体域に適用されていた特別ロックダウンを発令することもあり得る」と語っている。

 また、州北西部ダボ市でも新たに2人が陽性と判定されており、8月11日午後1時よりロックダウンに入った。

 ベレジクリアン州首相は、「この2日間の陽性者の増加は予想していた」としつつも、8月末に予定通りロックダウンを緩和する意図を再度強調しており、「このまま接種人口が増えていけば8月末までには600万回接種を達成できる。そうなれば陽性発生率が低く、接種率の高い地域は規制を緩和することもできる」と語った。

 また、基礎疾患のあった30代の男性1人、接種を受けていなかった90代の男性1人が亡くなったと発表している。

 さらに、「フェアフィールド、カンタベリー=バンクスタウン両市域では陽性発生率が下がっているが、隣接するベイサイド、バーウッド、インナー・ウェスト3市域で増えてきており、このまま上昇が続くようならこの3市域に対しては規制を強化することもあり得る」と語っている。

 ハンター地域では8月10日午後8時までに14人が新たに陽性と判定されており、「今週中にこの地域のロックダウンを解除することは考えられない」と語っている。

 現在374人がコロナウイルス感染症で入院しており、うち62人はICUで治療を受けている。また、そのうち29人は人工呼吸器を付けている。また、344人中101人が感染力のある時期に外出し、市中を移動していた。100人については現在調査中となっている。
■ソース
NSW records 344 new COVID-19 cases, two more deaths

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