ACTも7日間の緊急ロックダウン発令

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地域内でコロナウイルス陽性者1人

 8月12日付ABC放送(電子版)は、ACT自治政府のアンドルー・バー主席大臣の発表として、ACT全地域が同日午後5時より7日間の緊急ロックダウンに入ると伝えている。

 キャンベラ北部のガンガリン在住の男性(20代)は、コロナウイルス陽性と判定されているが、感染経路が判明しておらず、それ以前の8月8日以来感染力のある症状ながら外出し、市中各所に立ち寄っていたことが判明している。

 ACTがロックダウンに入るのは2020年3月のパンデミック宣言以来初めてのできごとで、バー主席大臣は、「ACTで感染経路不明の患者が発生したことは過去1年間で最も深刻な公衆衛生問題だ」と語っている。

 ACTでは105日前にホテル隔離中の外交官がコロナウイルス陽性だったのが最後の患者で、市中感染は1年間途絶えていた。

 また、男性の立ち寄り先のリストも発表され、特定日時にリストの住所にいた者は直ちに検査を受け、14日間の隔離に入るよう指示が出ている。

 自治政府のレイチェル・スティーブン=スミス保健相は、社会的に不可欠の職種、医療、接種予約、生活必需品購入、最大1時間までの戸外での運動などの場合を除き今後7日間は外出を控えるよう指示している。

 また、公共空間に出る場合にはマスク着用が求められいる。一般小売店は休業し、飲食店はテイクアウェイのみに限定され、店内での消費はできない。また、営業する小売店も客が店内で商品を物色するなどの行為を控えるよう積極的に要請しなければならない。また、外出する際にはスマートフォンなどにCheck In CBR appをインストールし、施設や公共交通機関に入る時に登録しなければならない。スマートフォンなどの機器を持たない者は、施設では入り口でスタッフに入場登録を依頼し、公共交通機関では個人登録済みのMyWayカードを利用しなければならない。

 イベット・ベリー教育相は、ロックダウン中は休校になるため、保護者はできる限り学童を家で過ごさせること。学童保育その他のサービスは開いているが、できる限り保護者が子供を家で過ごさせるよう呼びかけが出ている。また、遠隔授業はしないなどを発表している。
■ソース
ACT to enter lockdown for seven days from 5:00pm as one new case of COVID-19 recorded

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