都市圏南西部、西部に南部、インナー・ウェストも
8月12日付ABC放送(電子版)は、ロックダウン中の大シドニー地域で南西部、西部の9地方自治体が通常のロックダウンよりさらに厳しい特別規制下にあったが、さらにインナー・ウェストのストラスフィールド、バーウッド、南部のベイサイド3市も8月12日午後5時よりロックダウン特別規制が適用されると伝えた。影響を受ける人口は約25万人。
ウイルスはシドニー都市圏南西部から徐々に周辺の地方自治体に漏れ出ており、この3自治体も新陽性者が徐々に増えてきており、グラディス・ベレジクリアン州政府がこの措置を決めた。
これまでに8月12日以前には、フェアフィールド、リバプール、キャンベルタウン、ブラックタウン、パラマッタ、カンバーランド、カンタベリー=バンクスタウン、ジョージズ・リバー、ペンリスの一部がこのロックダウン特別規制を適用されていた。
この12地方自治体の住民は、生活必需品を購入したり生活に重要なサービスを受けるためにでも、また戸外での運動でも自宅から5km以上離れることができない。ただし、生活必需品、生活に重要なサービスが5km圏内でまかなえない場合のみこの距離を超えることが許される。
また、社会的に必須な職種として許可された場合にのみこの特別規制自治体の外に出ることが認められる。その職種・業種はNSW Healthウェブサイトに記載されている。
また、9自治体では高齢者介護職員や医療従事者は3日ごとにコロナウイルス検査を受けなければならないが、12日よりロックダウン特別規制を適用されるバーウッド、ストラスフィールド、ベイサイドの3自治体にはこの規制は適用されていない。
また、シングルズ・バブルも、大シドニー地域の通常のロックダウン地域では単身生活者は他の単身生活者1人を選んで相互に行き来できていたが、特別規制の12自治体では、選ぶ単身生活者は10km圏内の住民でなければならない。
ベイサイド市は、ボタニー、ブライトン=ル=サンズ、ベクスリー、バンクシア、コガラ、マスコット、ロックデール、サンスーシーなどの地区を擁し、人口も18万人にのぼっている。
また、州北西部のワルゲット、ボーガン、バーク、ブレワリナ、クーナンブル、ギルガンドラ、ナロマイン、ウォレンも8月18日までロックダウンに入っている。
■ソース
Sydney’s COVID-19 lockdown is changing in Burwood, Strathfield and Bayside ? this is what you need to know