州全域自治体で1回接種率70%超える
10月5日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、NSW州政府の発表として、10月4日午後8時までの24時間に85,642人の検査で608人が新たに陽性と判定されたこと、また、7人が死亡したことを伝えている。
また、州内全域の自治体で16歳以上の成人の最低1回の接種率が70%を超えたと伝えている。
NSW州保健局のジェレミー・マカナルティ・コロナウイルス対策部長は、「最近は新陽性者が徐々に減りつつあるが、検査件数も同じように減っている。接種率は上がっているが、それでも呼吸器系の症状があれば検査を受けてもらいたい」と語っている。
現在、州全域の総合データでは、16歳以上の成人で最低1回の接種を受けている者は88.5%、さらに67.5%が2回の完全接種を受けている。
また、死者7人は50代から80代まで、5人はシドニー都市圏南西部在住、1人は西部、1人が州中北部のダボ市在住となっている。また、5人はワクチン未接種、2人は1回のみ接種済みだった。
NSW州全域で2回の完全接種率も間もなく70%を超えると予想されているが、シドニー都市圏の一部では成人の完全接種率が80%を超えている自治体もある。
また、10月4日に連邦政府が発表したデータによると、シドニー都市圏北西部のヒルズ・シャイアでは2回の完全接種率が先週の77%から今週には85%を少し下回る程度になっている。また、クリンガイ地区では84.4%、ホーンズビーでも81.6%となっている。
10月5日の段階で978人が病院に入院しており、190人がICUに収容、94人が酸素吸入器を着けている。ICUの190人のうち未接種は136人、1回のみ接種は39人だった。
また、シドニー西部地方保健局区域では新陽性者は98人のみとなっている。
■ソース
NSW records 608 new cases, seven deaths; all councils pass 70 per cent first dose