VIC州、新たに1,838人がコロナウイルス陽性、5人死亡

SHARE

学校でのマスク着用義務化範囲拡大

 10月8日付ABC放送(電子版)は、VIC州政府の発表として、同7日午後8時までの24時間に77,554人の検査が行われ、新たに1,838人がコロナウイルス陽性と判定され、また5人が死亡したと報道している。今回のアウトブレークの死者はこれで75人に達している。

 8日朝、VIC州政府のブレット・サットン主席医務官は、「ワクチン接種できない小学生にとってはマイク着用が安全で効果的な感染予防になる」と語り、教室など屋内でのマスク着用義務化範囲を広げる考えを語ったが、保健当局は、いつから実施するかについてはまだ決めていない。

 サットン主席医務官は、「今回のアウトブレークもピークに近づいている」語っている。

 また、VIC州政府は、2021年末までには海外からの留学生をVIC州の高等教育機関に呼び戻すことを計画している。

 VIC州では16歳以上の成人の84.7%が最低1回の接種を受けており、そのうち56.6%が2回の完全接種済みとなっている。

 死者は、ブリムバンク在住の80代の男性、ウィトルシーの80代の女性、大シェパートン都市圏の70代の女性、ノックスの70代の女性、モアランドの70代の男性と発表されている。

 現在、VIC州内では620人がコロナウイルス感染症で入院しており、そのうち114人がICUに収容され、そのうち76人が酸素吸入装置を着けている。保健当局は、入院患者と重症者の数が増えている原因は、先週に社交的な集まりで感染した患者の容体が悪化したためと発表している。

 一方、州保健命令により、10月9日より、アルコール飲料を飲む際にはマスクを外すことが認められるようになる。サットン主席医務官は、「これはピクニックなどの野外レクリエーション活動を積極的に推し進めることを主旨とする政策であり、喜ばしいことと確信している。一方、郡部で感染者が出ているため、学校の3学年以上は学校室内でもマスク着用が義務づけられる。また、2学年以下もマスク着用を勧めるが、まだ義務化には至らない」と語っている。
■ソース
Victorian school student mask mandate widens as state records 1,838 COVID cases and five deaths

SHARE
Google Adsense
[the_ad_placement id="single-new-bottom"]