シドニー地域にもブッシュファイア被災地域にも
気象庁(BoM)は、今週のNSW州全域の気象予報を発表、高温乾燥条件が続き、最低気温も摂氏20度を下回らないだろうとしている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
BoMのローズ・バー予報官は、「夜も21度以上に留まるということは1月の夜間気温としては最高温記録10%に入る。まったく異常とはいえないが滅多にない現象だ」と述べている。
例年の1月の平均最低気温は摂氏19度前後であり、今週後半に熱波気象が悪化すれば夜間最低気温も摂氏26度前後になることが予想される。
バー予報官は、「1月29日から31日にかけてはNSW州南部の熱波気象条件がさらに激しくなることが予想される。また、また、週末は最低、最高気温双方が極端な熱波のまっただ中に入る。どれほど暑くなるかというよりはどれほど涼しくならないかと言った方が的確だ」と述べている。
そのため、2月1日夜から2日朝にかけては最低気温が摂氏25度から26度程度に留まると見られる。また、シドニー地域では2月1日までほとんど雨が降らないだろうと予報されている。
ただし、「NSW州西部では砂嵐や砂塵が空気中に漂う条件はごく普通だが、先週末のようにシドニーにまで到達する可能性は低い」と述べている。
また、ブッシュファイア被災地区でも降雨はほとんどなく、1月28日には南部山岳地域で全面裸火禁止令が出される。シドニー地域の火災危険段階は「高い」で、州西部北部はほとんどが「低ー中間」になる。
1月27日、州内56箇所で活動的なブッシュファイアが続いており、1300人の消防士・後方支援、80機以上の航空機、300台を超える消防車が消火にあたっている。
■ソース
Hot and dry week ahead for Sydney and NSW fire grounds