VIC、コロナウイルス社会規制再び強化に逆戻り

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隔離ホテル警備員など新感染者増加で

 VIC州は一旦制圧されたかに見えたコロナウイルス蔓延だが、海外からの帰国者を隔離しているホテルの警備員や学校などで新感染者が出ており、州政府は一旦社会規制の緩和に向かっていたが、6月20日には再度規制強化を明らかにした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ダニエル・アンドルーズ州首相は、「再び感染者が増えてがっかりした。6月22日からは自宅で集まれる人は5人を限度とすることなどの厳しい規制を復活させる」と語っている。

 6月20日までの24時間の新陽性者は25人で、そのうち14人は感染源がつかめており、1人は海外からの帰国者でホテルに隔離している。

 また、レストラン、図書館、宗教施設などで一度に収容できる人数を緩和する予定も取り消し、早くとも7月までは現行の上限20人を適用することになる。

 また、ジムや映画館も22日から営業を再開できるが一度に収容できる客数は20人を上限とすることに変わりはない。

 アンドルーズ州首相は、「1日に25人の新陽性者というのは過去2か月で最大の発生数だ。しかも、6人は通常検査で発見され、4人はまだ調査中だ」と語っている。

 19日にはAFLのコナー・マッケンナ・エセンドン選手が陽性判定を受けており、同チームがメルボルンと対戦する予定が延期された。

 さらに、「今回の新感染は、家族が大勢集まってパーティを開き、社会的距離や手洗い励行などの衛生を怠ったことが原因とされている。4月以来、新陽性者総数の半分は家族内の感染だ。このような繰り返しを打破しない限り、陽性者は増えるばかりだ」と語っている。

 また、「陽性判定を受け、自宅に帰って治るまで自己隔離することを命じられた人が仕事に出かけ、あるいは家族や友人に会いに出かけている」と語った。
■ソース
Victorian coronavirus restrictions tightening as cases continue to increase

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