休暇でQLD州に急ぐ旅行者に交通安全警報
NSW州中北部海岸地域から北部海岸地域一帯に豪雨と洪水が続いており、州緊急救援局(SES)は、休暇シーズンでQLD州方面に急ぐ旅行者にラジオなどの交通情報を逃さず、道路の浸水箇所には近寄らないよう呼びかけている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
気象庁(BoM)は、コフス・ハーバー、ベリンジェン、ソーテル、ドリゴ、グラフトン、ヤンバ、エバンス・ヘッドへの洪水警報が続いていると発表した。
12月12日には豪雨も小康状態になっているが、13日、14日には再び厳しくなる模様で、QLD州に向かってこの地域を通過する車は道路状況に注意するよう呼びかけている。
NSWSESのデビッド・ランキン北部管区広報担当官は、「NSW・QLD州境閉鎖が解除されたとたんにこのような状況になり、大変なことだ。クリスマスまで後2週間。本来なら素晴らしい地域を通過する旅行シーズンなのだが。この豪雨で各所に洪水が発生するおそれがあり、旅行者への危険も大きい。旅行者も地元民も交通には十分注意し、絶対に浸水した道路を走ろうとはしないでほしい」と警告している。
また、BoMは、所によって時速90kmを超える強風、波浪、高潮なども予想され、バリナ周辺では海岸の浸食も起きる可能性がある。また、雷を伴う暴風雨で各所に局地的な洪水も予想されると警報を出している。
降水量もこれまでにボウラビルで203mm、ローガンズ・クロッシングで187mm、スピケッツ・クリークで180mm、ユタンガン、ベリンジェンで161mmを記録しており、ソーテル住民には避難命令が、その他の地域でも低地の住民には高台に避難するよう呼びかけが出ている。
■ソース
NSW travellers heading for Queensland warned as heavy rains lash northern areas