クリスマスまで1週間、旅行・家族再会不明に
クリスマスまで後1週間。ようやく規制が緩和されてきた時にシドニー都市圏ではノーザン・ビーチーズにクラスターが発生し、QLD、VIC、WA、SA、TAS全州とNTがNSW州からの旅行者の入域規制を始めた。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
この規制でオーストラリア国民のクリスマス・シーズンの旅行や家族再会の見通しがつかなくなっている。
マーク・マクガワンWA州首相は、「12月18日午前1時より、NSW州からの入域者はすべて14日間の自己隔離に入ること。この決定は大勢の人にとって苦しいことだが、政府にはすべてのWA州民の最大の利益を守る義務がある」と語った。
TAS州とNTは、シドニー北部海岸地域を「ホットスポット」に指定し、この地域に入った者はTAS州への入域を禁止し、一方、NTは14日間の隔離を義務化した。
QLD州は、最近にホットスポット地域に入った後にQLD州に入る者はその地域から出た日から数えて14日間は自己隔離しなければならない、などの規制を義務化した。また、14日間のホテル隔離の経費は本人負担とする。
VIC州も、QLD州とほぼ同じ規制を発令しており、追ってさらに新しい規制を発表するとしている。
WA州では、12月11日から12月18日までの間にNSW州からWA州に入った者は直ちに自己隔離に入り、また、直ちにい検査を受け、陰性が確認されるまで隔離を続けること。WA州入域から11日目に再び検査を受けることなどの措置が発表されている。
TAS州も、「ノーザン・ビーチーズ」を「ホットスポット」に指定し、12月11日以後にホットスポット地域に入った者はTAS州への入域を禁止される。また、12月11日以降にノーザン・ビーチーズに立ち寄ったことがあり、すでにTAS州に入っている者は直ちに自己隔離に入ることが義務づけられている。
SA州では、州政府が指定したNSW州の地域に指定した日時に立ち入ったことのある者は直ちに14日間の自己隔離に入り、コロナウイルス検査を受け、さらに12日めにも再度検査を受けること。いずれも陰性の判定が出た場合も14日間の隔離を済ませること、などとなっている。
■ソース
Christmas travel plans in disarray after northern beaches COVID-19 cluster