陽性者総数108人､シドニー都心部でも3人
12月24日午後8時までの24時間に69,806人の検査が行われ､NSW州の検査記録を達成した｡新たに7人が陽性と判定され､うち3人はシドニー都心部勤務のオフィス･ワーカーで､ノーザン･ビーチーズ･クラスターが新たに都心部に広がるおそれが言われている｡
ABC放送(電子版)が伝えた｡
州保健局は､｢7人中6人は隔離に入っていて検査で陽性と判定され､また4人はノーザン･ビーチーズ･クラスターとの関連が判明しているが､3人は現在調査中になっている｣と発表した｡また､都心部に通勤していたことから､グラディス･ベレジクリアン州首相は､｢ノーザン･ビーチーズの外に広がる可能性がある｡12月26日のボクシング･デー･セールの人混みを避けるよう｣にと呼びかけている｡
ベレジクリアン州首相は､市民に向けて､｢NSW州のどこでも､誰もいつも通りのクリスマスを過ごしているとは思わない｡州民の我慢と協力に深く感謝する｡各自がそれぞれの役割を果たすことで全員がこの難関を切り抜けることができると考えている｣と語った｡
陽性者のうち3人は都心部サーキュラ･キーのパブ､パラゴン･ホテルを経由して感染したことが判明している｡そのため､12月16日午後に同パブに立ち寄った者はいずれも濃厚接触と見なされ､直ちに検査を受け､結果にかかわらず14日間の自己隔離が指示されている｡また､パディントンのアリメンタリ･デリでも､これまでに4人の陽性者との関連が判明しており､12月17日から19日までの期間にホプトン･ストリートのデリでテーブルを利用した者はすべて検査を受け､結果を問わず14日間の自己隔離に入るよう指示が出ている｡
ケリー･チャントNSW州主席医務官は､｢ノーザン･ビーチーズのベルローズ･ホテル従業員が12月23日にアバロン･クラスターと報道されていたが､この男性は2週間前に感染しており､アバロン･クラスターとは無関係と判明した｡そのため､ベルローズ､デビッドソンおよびその周辺地区の住民は症状に注意し､検査を受けるよう｣呼びかけている｡
NTは､シドニー･ノーザン･ビーチーズを除くシドニー都市部のホットスポット指定を解除しており､ベレジクリアン州首相は､NT自治政府のニコル･マニソン主席大臣代理に感謝を表している｡
■ソース
NSW records seven new local COVID-19 cases, as testing figures reach nearly 70,000
