全員ノーザン・ビーチーズ関連の市中感染
12月26日午後8時までの24時間に新たに7人が陽性と判定された。
12月27日付ABC放送(電子版)が伝えた。
ノーザン・ビーチーズ・アウトブレークに関連して連日一桁の新陽性者が続いており、グラディス・ベレジクリアン州首相は、大晦日までに感染の広がりを抑えるためにもできるだけ大勢の市民が検査を受けるよう呼びかけている。これは12月25日午後8時までの24時間に39,133人の検査を済ませたのに対して、26日夜までの検査数は24,000人にまで減っていることがある。
また、ケリー・チャント主席医務官は、感染したばかりでは検査で陰性でも10日から11日目くらいには陽性になることがあるため、14日間の自己隔離を守ってもらいたいと呼びかけている。この7人の陽性でアバロン・クラスターは合計122人になった。また、NSW州保健局は3月のパンデミック発生以来4,010,715人の検査を行ってきた。
ベレジクリアン州首相は、「7人のうち、6人まではアバロン・クラスターとの関連が突き止められており、5人はすでに自己隔離に入っていた。残る1人は消防士で、その感染経路の調査を進めているが、ノーザン・ビーチーズ内陸部のベルローズ・ホテルに立ち寄っており、このパブはすでに陽性者が立ち寄っていたとして警報が出ている」と語っている。
現在、ノーザン・ビーチーズにはクリスマス前の規制が再適用されており、12月30日24時まで続けられる予定になっており、状況が好転すれば大晦日には規制も少し緩和される計画になっている。ベレジクリアン州首相は、ノーザン・ビーチーズ住民の忍耐と協力に感謝し、「大晦日に近づくにつれて不満が高まることも理解できる。28日には何らかの見通しを伝えられるよう希望しており、また、新年とその後の何週間かの見通しが明らかにできることを望んでいる」と語っている。
ケリー・チャントNSW州主席医務官は、アバロン・クラスターとベルローズ・ホテルを経由する消防士の感染にはまだつながらないところがあり、その不明な部分を野放しにするとさらに感染が広がる可能性があるため、その解明を急いでいると語っている。
NSW州保健当局は、「ノーザン・ビーチーズを含めて大シドニー圏の海岸を遊泳禁止にする理由はないが、社会的距離や砂浜の入場者数制限が適用される。また、水泳、運動、レクリエーションのために砂浜を利用することには問題はないと発表している。ただし、ノーザン・ビーチーズ以外の地域の者が同地域に立ち入ることは禁じられている。
■ソース
Seven new NSW local COVID-19 cases, as authorities appeal for people to keep testing numbers up