州政府、大晦日花火大会大幅に規模縮小
NSW州では12月27日午後8時までに新たに5人が陽性と判定された。また、グラディス・ベレジクリアン州首相は、シドニー湾岸公有地での花火大会観賞を中止すると発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
これまで、湾岸公有地の最前列はコロナウイルス対策に従事する第一線従事者を招待することを計画していた。
12月27日夜までの検査回数は15,000人余りとなっており、検査を受ける人は徐々に減っているが、陽性者4人はアバロン・クラスター関連と判明しており、残る1人は既に登録されていた患者で感染源はまだ調査中になっている。
12月28日の記者会見で、ベレジクリアン州首相は、「花火大会は決行するが、人々が都心部に集まることは感染リスクが大きすぎるため、コロナウイルス対策第一線従事者招待は中止する」と発表した。
さらに、「大シドニー圏の住民には、都心部に来ないこと。花火大会はテレビで観賞してもらいたいということ。また、ノーザン・ビーチーズ・アウトブレーク制圧には市民にも協力してもらいたい」と語っている。
さらに、「屋外での集まりも大シドニー圏ではこれまでの100人を50人に制限する。また、1.5mという社会的距離を保ってもらいたい」と呼びかけている。
大シドニー圏でも、大晦日に最大10人までを自宅に招くことはできる。また、ホスピタリティなどの商業施設では、1人あたり最低4平米という規制が義務づけられている。
まだ毎日新陽性者が出る上に感染経路不明な患者がいるため、ノーザン・ビーチーズの北地区の外出禁止令は2021年1月9日までに延長されている。
大晦日は特別規制緩和があり、北地区住民も同じ地区内であれば5人までを自宅に招くことができる。一方、ノーザン・ビーチーズ南地区では外出禁止令は2021年1月2日までに延長されており、大晦日に限り、子供も含め、同じ地区住民に限り10人まで自宅に招くことができる。
■ソース
NSW records five local COVID-19 cases, NYE celebrations scaled back