ノーザン・ビーチーズ陽性3人、感染源不明3人

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インナーウェスト、ウロンゴンにも陽性者広がる

 12月28日午後8時までの24時間にノーザン・ビーチーズ・アウトブレーク関連の陽性者3人が判明したが、他の地域でも陽性者が出ており、しかも感染源が判明していない。

 12月29日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 28日夜までの検査回数は16,000人と日毎に減っており、グラディス・ベレジクリアン州首相は積極的に検査を受けるよう市民に呼びかけている。

 ノーザン・ビーチーズの3人はアバロン・クラスター関連ですでに隔離に入っているが、他の3人は28日午後8時以降に陽性と判定されたため、30日発表の数字に繰り込まれることになる。いずれもウロンゴン、シドニー・インナーウェスト、シドニー北部とノーザン・ビーチーズ地域外で発生しており、接触追跡班が調査を続けているが、当局は、この3人はシドニー都心部で過ごした際に感染したものと考えている。

 ケリー・チャント州主席医務官は、「当初つながりが見つからなくても当事者の協力を得て調査を進めれば全体像が浮かび上がってくることが多い。市民にも関連するような情報が手に入れば直ちに発表する」と語っている。

 ベレジクリアン州首相は、「この感染源不明の陽性者が各地で3人現れたというのは、ノーザン・ビーチーズだけでなく、州全体で警戒しなければならないということを示している。時間が経つにつれて大シドニー圏全体がノーザン・ビーチーズのようになってきている」と語っている。

 チャント主席医務官は、「1日の検査回数は2万人から3万人程度が望ましい」と語っており、ベレジクリアン州首相も、「州全域でもっと大勢の人が検査を受けることが望ましい」と語り、また、ノーザン・ビーチーズの住民が外出禁止令を無視してシドニー市内ピアモントでの結婚式に出席していたという事件に、「あきれ返っている」と語った。

 NSW州警察は、「違反者は新郎新婦を含めて12人にのぼる」と発表しており、いずれも1人$1,000の罰金が言い渡されている。
■ソース
Three new COVID-19 cases linked to northern beaches, other infections in Sydney’s inner west and Wollongong

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