州政府、規制強化で大晦日もお祭り気分吹き飛ぶ
NSW州保健局は、NSW州で新たに18人がコロナウイルス陽性と判定された。一方、州政府は大晦日を前にして再び規制強化に戻ることを迫られている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
12月30日朝、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相が大晦日に向けて規制を強化することを再度強調した。また、29日午後8時までの24時間の検査で、ノーザン・ビーチーズから距離のあるシドニー・インナーウェストでも一家が陽性と判定され、クロイドン・クラスターと指定された。
クロイドン・クラスターは一つの大家族の構成員6人が陽性とされており、クリスマスの何日間かの間に他の人々と濃厚接触して感染したとみられている。そのため、NSW州政府は、このような数字はまだまだ数週間続く可能性もあると発表している。
ケリー・チャント州主席医務官は、「クロイドン・クラスターは大人3人、子供3人の親戚同士でシドニー南西部とインナーウェストに住む3家族の構成員だ。まだ他のクラスターとの感染経路がつかめておらず、懸念される。特に普段別居している親戚のそれぞれの活動を考えるとこのクラスターでさらに陽性者が増える可能性もある。ウイルスがどのような経路でインナーウェストに入り込んだのかを調査中」と発表している。
さらに、「12月19日以後にノーザン・ビーチーズのアウトブレーク地域から抜け出してウイルスを広げて回るというのはまともなことではないが、クロイドン・クラスターのウイルスのゲノム解析を続けている段階では、大晦日も屋内での同居家族以外の集まりを政権するしかない」と語っている。
ウロンゴンやブルーマウンテンでも陽性者が出ており、12月30日24時より追って通告のあるまで大シドニー、中部海岸、ウロンゴン、ネピアン・ブルーマウンテン各地域では個人宅に招くことのできる人数をこれまでの10人から5人に制限することが発表されている。また、戸外の場合はこれまでの50人から30人に制限される。
新陽性者18人のうち9人はアバロン・クラスターとの関連が判明しており、同クラスターの陽性者数は138人となった。また、6人はクロイドン・クラスター、残り3人については目下調査中となっているが、チャント主席医務官は、「2人はウロンゴンの同居家族、1人はノース・シドニー在住」と発表している。
■ソース
NSW health authorities record 18 new COVID-19 cases, new Croydon cluster declared in Sydney