被告は罪認める

オーストラリアの現地メディアによると、シェアハウスの浴場でフラットメイト(同居人)の女性3人を盗撮したとして起訴された男に対する公判が10日、シドニー東部郊外ウェイバリー地裁で開かれた。
「同意なしに人を撮影した罪」で起訴されたのは、チリ国籍のルイス・アルベルト・カンチーノ・メナ被告(39歳)。シドニー東郊にある自宅シェアハウスで、共用のバスルームに隠しカメラを仕掛け、同居していた3人の女性がシャワーを浴びているところを盗撮していた。
警察によると、メナ被告は「2〜3カ月間、バスルームで動画を撮影していた」と罪を認めている。
犯行が発覚したのは今年2月。物件の大家と契約している清掃人が、バスルームで不審なペン形の小型カメラを発見。カメラ内の記憶デバイスには、被害女性が裸でシャワーを浴びている動画が保存されていた。清掃人から連絡を受けた大家が警察に通報した。
動画には、隠しカメラを設置するメナ被告の姿も写っており、警察は同被告を逮捕・起訴した。警察が押収した被告のパソコンには、3人の被害女性ごとに分けられたフォルダに、シャワー中の動画が保存されていたという。
同地裁は8月6日に判決を言い渡す予定だ。
オーストラリアでは、他人同士で住まいを共有する「シェアハウス」や「シェアアコモデーション」が一般的。特に家賃が高騰している都市部では、生活費に余裕のない若者が直接不動産会社と契約して家を借りることが難しくなっており、日本人のワーキングホリデー滞在者や留学生も大半がシェア生活を送っている。盗撮などの性犯罪には要注意だ。
■ソース
Man pleads guilty to using ‘pen camera’ to spy on female housemates(news.com.au)