
Vol.45 多拠点生活だからこそ気付く日本の魅力
こんにちは。ヘルス・コーチのASAMIです。今年も残すところ数週間となりましたが、皆さんの2025年はどのような年でしたか?私は特に移動の多い年で、初めて体験することや、初めて訪れる場所がたくさんあった年となりました。オーストラリアではトータルで4カ月程過ごしていたので、今年の年末はゆっくり日本で過ごしたいと思っています。今年は日本以外にオーストラリア、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシアを訪れ、年の半分くらいは海外で生活をしていました。そして、海外に行くたびにいつも感じる2つのことがあります。
1つは「やっぱり、日本は最高!」もう1つは「各国の愛国心の強さを感じて恥じる」。そんなに日本が好きなら、日本にずっといれば良いのにと言われることも多いのですが、私が多拠点生活をする主な理由は「不快を味方にしていたい」という点があります。
「やっぱり、日本って最高!」と感じることはさまざまなシーンであります。例えば、当たり前に街が整っていたり、トイレが奇麗だったり、公共交通機関が快適だったり、おいしい日本食がリーズナブルに食べられたり、挙げればキリがないほど日本は快適な国だと思います。
その一方、快適さに慣れ過ぎて、ハングリーさを失ってしまうことや不快を受け入れられなくなってしまうこともあります。私が定期的に日本を出る理由の1つには海外での不便さや不快さも味方にして、さまざまな考え方ができる自分でいたいというメンタル的な一面もあるのです。そして、日本のすばらしさをより感じられ、海外で生活するたびに母国の良さをもっと世界に広めたい気持ちや日本をより良い国にしたいという気持ちが強くなるのです。私個人としては、日本の健康・美容をもっと世界に拡げていきたいと考えています。
ブッキング・ドットコムが予測!2026年の「旅行トレンド」10選

「全ての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に、多種多様な宿泊施設や旅行体験、フライト、レンタカーを提供する世界最大級のデジタル・トラベル・プラットフォーマー「Booking.com」は、33の国と地域にわたる29,733人の旅行者を対象に調査を実施。その調査結果と独自の知見をもとに、以下、2026年の「旅行トレンド予測」10選を発表しました。
<2026年の「旅行トレンド予測」10選>
1. 空想物語への没入ファンタジー旅(Romantasy Retreats)
2. ロボットとの次世代ステイ(Humanoid Homes)
3. ‘絆の真価’を確かめる旅(Turbulence Test)
4. キッチン棚に旅の物語を集める旅(Self-ie Souvenirs)
5. 旅の道中が目的になる発見旅(Roadtrip Reward)
6. 星が導く、必然の旅先(Destined-ations)
7. 美肌&ウェルネス・ビューティーテック旅(Glow-cations)
8. 自然の静寂に抱かれ、趣味に没頭する旅(Hushed Hobbies)
9. 記憶と再開する追憶の旅(PastPorts)
10. ‘私’のささやかな節目を祝う旅(Modern Milestone Missions)
ここで私が注目したのが、7番目の「美肌&ウェルネス・ビューティーテック旅」です。2025年は没入型リトリートの旅が注目され、2026年は、ウェルネス旅行がかつてない盛り上がりを見せるのが予測できます。
世界の旅行者の80%近く(日本53%)が、自身の肌のニーズに合わせた複数の施術を受けられる“美肌に特化した休暇”の予約に前向きで、従来のスパを単純に楽しむ旅が、AIなどテクノロジーを取り入れ、体の大部分をしめる「肌」に焦点を当てた、ハイテクかつ個別対応の旅へと進化しているそうです。
加えて、世界の旅行者の約4分の3(世界72%、日本55%)が、気候やアクティビティーに合わせてカスタマイズされる保湿ステーションに期待を寄せ、64%(日本51%)は、毛穴や保湿状態を分析しリアルタイムでスキンケア・アドバイスをしてくれる、カメラやセンサー機能を持つスマート・ミラーに興味を示しているのだそう。
また、睡眠の最適化も重要な要素となっており、75%(日本57%)が、概日リズムに合わせた照明やサウンド・スケープを取り入れて休養を改善する機能強化型のスイートルームに関心を持っているのだとか。体を温める昔ながらの温泉療法から、DNAやマイクロバイオームを解析する最先端の検査まで、美肌休暇はスキンケアに特化したウェルネス旅行の新時代を切り開き、その目的は単なるリフレッシュではなく、見違えるほど生まれ変わるパーソナライズされた体験旅への関心が、これまでになく高まっているとのことで、うれしい限りです。
渡韓美容に惑わされないで!日本のコスメは世界一!?

渡韓美容や韓国コスメなど、韓国の美容に注目する傾向も目立ちますが、日本にはすばらしい美容技術やアイテムがそろっているので、自国の美容をもう一度愛してみませんか?私は海外で暮らすようになって、愛国心がより高まったことで、コスメや美容は日本が最強だと信じています。自国に、これほどすばらしいアイテムがあることを今一度見直して欲しいのです。
11月20日に東京都内で開催されたブッキング・ドットコム主宰の2026年「旅行トレンド予測」発表会に登壇した、資生堂ヘアメイクアップ・アーティストの小林太郎さんに「日本の美容の強みは?」と伺ったところ「韓国の美容と比較すると日本はよりパーソナライズされたそれぞれの美の方向が何万通りもある。各々にあった美への追及ができるのは日本ならではだと思います。治験量も他国には負けない数を持っているので、本当に良いものを追求しているのが日本の美容の魅力ではないでしょうか」と話してくれました。
メイド・イン・ジャパンの使って欲しいコスメ6選

私が現在使用している日本のおすすめコスメを紹介します。
AHRES(アーレス)
日本古来の素材や文化を現代的に昇華させたデザインと高機能なニュー・ジャパン・ビューティー・ブランドがインバウンド観光客を魅了していると言います。私自身もAHRESを初めて見た際、長年の美容業界でも類を見ないデザインとジャパニーズ・モダンな世界観に魅了され製品を手に取りました。日本ならではの発酵エキスで肌土壌を整えるスキン・ケア・シリーズを絶賛愛用中です。
chant a charm(チャントアチャーム)
自然由来成分100%の国産オーガニック・スキン・ケア。高知県産のゆずを使用したクレンジング・ミルクやイチジク果実エキスを使用した美容液など、国産のフルーツを使用した基礎化粧品が豊富にそろっています。この冬は塗って寝るだけの夜用マスク「スリーピング・リペア・マスク」が乾燥から守ってくれる救世主です。
NAIA(ナイア)
石川県・能登半島の自然から生まれた素材をふんだんに使用した、奥能登発のヘルス・ケア・ブランド。能登(Noto)、職人技(Artisanship)、循環(Inclusive)、本物(Authentic)の頭文字を組み合わせて生まれた「NAIA」には、この4つの要素が各アイテムにつまっています。愛用しているアイテムの中でも、能登の海辺の森を散策しているような心地良い香りに包まれる「能登ヒバ バスソルト」を入れた、癒しのバスタイムがお気に入りです。
C’BON(シーボン)
ジャパン・ビューティー界の老舗ブランドの1つで、独自のビューティー・プログラムの変わらない展開と常に進化し続ける開発で、ファンを離さないシーボンは、私自身も長年、使い続けているコスメ・ブランドの1つです。化粧品と併せたアフター・サービスの提供で常に美肌でいられる管理をしてくれるのが魅力。
Naturaglace(ナチュラグラッセ)
日本で最初に自然化粧品をスタートした天然由来成分100%処方のコスメ・ブランド。ベース・メイクはこれさえあれば大丈夫と言えるほど信頼できるアイテムです。ファンデーションを使わなくても肌を褒められるのは、このおかげと言っても過言ではないほど愛用しているのがナチュラグラッセのスキン・ケア下地。使うたびに肌がツヤめく私の必需品です。
MiMC(エムアイエムシー)
上質なミネラルと植物エキスから生まれた国産オーガニック・コスメ・ブランド。余計なものを限りなく省いたシンプルでパワフルな成分を使用し、肌に負担を掛けるものは一切使用しないこだわりで、メイクするほどに肌を美しい状態へと導いてくれる信頼のコスメです。
オーストラリアでは手に入りにくい日本コスメですが、日本に訪れた際は使ってみてくださいね。それでは皆さん、良いお年をお迎えください。
ASAMI Profile

ヘルス・コーチ。オーストラリアでクロスフィットに出合い、しっかりと筋肉を付けた動ける体作り、強くてポジティブな幅広い世代の女性たちや世界観に魅了され、日本でもっとたくさんの人にクロスフィットを伝え、フィットネス習慣を付けてもらいたいと思いトレーナーに転身。現在、関東・関西のジムやホテル、オンラインを中心にヘルス・コーチとして活動中。
Instagram: @asami_fitness