QLDで安全・快適ライフ 第72回
危険な運転/フーニング
昨今、少年少女による自動車の危険な運転の報告が寄せられています。自動車の危険走行は運転者や同乗者だけでなく、他の人や車をも危険に晒します。QLD州警察も、危険な運転に関してできる限りの対応をしています。危険な運転は「Hooning(フーニング)」と呼ばれ、以下の例などが考えられます。
- 車をその場でグルグル回す「ドーナツ」
- 「フィッシュ・テール」と呼ばれる車のお尻を左右に振る運転
- 「ドリフト」走行、横滑り
- エンジンの空ふかし
- タイヤを空回りさせて煙を出す
- 公道レース、ドラッグ・レース、タイム・トライアル
- 低速走行、速度超過
- 無謀または故意に他の道路利用者を危険に晒す運転
- 危険な車線変更
- 道路の規則や標識をあからさまに無視する
もし、そういう現場に居合わせ、あなた自身や他の誰かが危機に直面している場合は迷わずに「トリプル0(000)」に、それ以外の場合は「13HOON(134-666)に連絡してください。必要な情報は以下を参考にしてください。
- 車のレジストレーション番号、車のタイプ、車のメーカーや車種、色などの情報
- 場所と時間、どのような危険走行か(場所が分からない時は「Emergency +」アプリで確認)
- 運転者の状況
- 自分以外の目撃者情報
もし安全なら、写真やビデオを撮影すると証拠になります。ただし自身が運転中の場合、カメラやビデオの操作を決して行わないでください。また、QLD警察のウェブサイト(Web: www.police.qld.gov.au)の「Report」内の「Traffic Incident」から「Hooning Incident」をリポートできます。
【無料お悩み相談会】(Coffee with officers)
日時:10月8日10AM〜12PM
場所: The Woodroffe Hotel(Southport)
申し込みEmail: 4035484@police.qld.gov.au(日本語でどうぞ)
このコラムの著者
平野尚道
QLD州警察ゴールドコースト(GC)地区・日本担当リエゾン・オフィサー。GC日本人会会長を8年務める。移民サポート非営利団体MCCGCで異文化育成担当を9年務めた後、現職。2009年に在ブリスベン日本国総領事館より在外公館長表彰、14年にGC市オーストラリア・デー文化功労賞を受賞