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豪州ビザ最新情報/ブリッジング・ビザ

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豪州ビザ最新情報

ブリッジング・ビザ

一般的にオーストラリア国内においてビザ申請を行うと、ブリッジング・ビザが発給されます。現在、7種類のブリッジング・ビザがあり、それぞれ異なる条件が付帯しますが、今回はその中から比較的に発給されることが多い4つのブリッジング・ビザをご紹介いたします。

ブリッジング・ビザA(サブクラス010)

オーストラリア国内で特定のビザを申請する場合に発給されるのが、このタイプAのブリッジング・ビザになります。申請中のビザやAAT(Administrative Appeals Tribunal、行政控訴裁判所)での不服申立てなどの判断が下りるまでの間、合法的にオーストラリアでの滞在が認められます。ビザ申請を行うことで数日のうちにブリッジング・ビザA認可通知が送られてきますが、実際に有効化されるのは、それまで保持していたビザの有効期限が切れてからであり、パートナー・ビザなど一部のビザ申請を行う場合を除き、それまで保持していたビザのコンディションがそのままブリッジング・ビザに付帯されます。

ブリッジング・ビザB(サブクラス020)

ブリッジング・ビザAでの滞在者が対象となるビザで、一時的にオーストラリア出入国が必要な際、オーストラリアを出国する前に申請し、取得します。渡航期間や申請中のビザの種類にもよりますが、一般的には3カ月といった有効期限が設けられ、その期限内に再入国しなければいけません。

ブリッジング・ビザC(サブクラス030)

例えば、AAT不服申立ての判断に対し上告する場合など、裁判所での判決が下りるまでオーストラリアに合法的に滞在できるためのビザです。前述のタイプAやBと比べると、付帯条件がかなり制限されていて、他のブリッジング・ビザへの変更や、労働も認可されないことがあります。

ブリッジング・ビザE(サブクラス050)

不法滞在していた場合、出国するまでの間の滞在を一時的に合法化するために用いられるビザです。また、ブリッジング・ビザAが有効化される前に、それまで保持していたビザが何かしらの理由でキャンセルされる場合、ブリッジング・ビザAには切り替えられないため、ブリッジング・ビザEの申請取得が必要になることもあります。この場合には、申請中のビザの判断が下りるまで合法的にオーストラリアでの滞在が認められますが、ブリッジング・ビザBの申請はできないため、一度出国してしまうとブリッジング・ビザで再入国することはできません。サブクラス050の他、特定のプロテクション・ビザ申請者に発給されるブリッジング・ビザE(サブクラス051)もあります。


清水英樹(Hideki Shimizu)
QLD州弁護士、ビザ・移民法政府公認アドバイザー(MARN9900985)。「フェニックス法律事務所」筆頭弁護士所長の他、移民ビザ専門コンサルティング会社「GOオーストラリア・ビザ・コンサルタント」、交通事故、労災を専門に扱う「Injury & Accident Lawyers」を経営する

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