イタリア料理の達人が、
家庭で楽しめる本格イタリア料理のレシピをご紹介。
カルパッチョの代表的な食材は牛肉ですが、ベネチアやナポリ、リボルノそしてシチリア島などの港町では、ヒラマサ(Ricciola)やタイの仲間(Dentice)などの魚を使用したカルパッチョが有名です。
材料(4人分)
ヒラマサのフィレ | 2枚程度 |
レモン | 1個 |
オリーブ・オイル | 適宜 |
ニンニク | 2カケ |
エシャロット | 1個 |
パセリ | 1握り分 |
ケッパー | 適宜 |
コショウ | 適宜 |
作り方
- 刺し身を切るように、5ミリほどの厚さで魚を切り分ける。
- ラップを敷き、その上に切り身を並べる。更に上からラップを被せる。
- 瓶を用意し、切り身を軽くたたいて平たく伸ばす。
- 上のラップをはがし、魚を寄せてまとめて、エシャロットのスライスかみじん切り、ニンニクのみじん切り、オリーブ・オイル、おろしたレモンの皮、パセリのみじん切り、コショウを全体的に振り掛けるように乗せ、ラップをして冷やす。
- 皿に盛り、ケッパーを乗せる。食べる前にレモンを絞り、オリーブ・オイルを回しかけて出来上がり。
食材選び&調理マル秘ポイント
- イタリア式のカルパッチョは薄切りではなく、厚めに切ってたたいて平たく伸ばします。
- 新鮮な魚であれば、たたいても身が崩れることはありませんが、強くたたきすぎて身を崩さないように注意。
- パセリやチャイブ、ピンク・ペッパーなどで飾るとより奇麗に見えます。また、から炒りした松の実を添えると香ばしい風味と異なる食感が加わり、更においしくなります。
伊藤尚文シェフ
NZの5つ星ホテルで主にワイン・サービスを担当後、2000年よりイタリアで4年間、著名レストランやグランド・ホテルで経験を積む。03年アメリカズ・カップ(NZ)でプラダ・ヨット・チームの専属シェフ。07年に東京・赤坂で「グストエヴィーノ」開業、約6年半に渡りイタリア料理を基本にした独自のガストロノミーを創造。15年に来豪し、メルボルンを中心にケータリング・シェフとして活躍中(Web: www.gvcatering.com)。各種パーティー対応可。