仕事や勉強でモヤモヤしてきたら、近場でのんびりするのも悪くはないが、たまには飛行機に乗ってちょっと遠出をし、羽を伸ばしてみるのも良いだろう。海や熱帯雨林など自然に囲まれゆったりとした時が流れるリゾート地、ゴールドコーストはプチ・リフレッシュにはもってこいのスポットだ。シドニー在住の編集部員が実体験を元に2泊3日でゴールドコーストでリフレッシュするプランをご紹介。(文・取材=水村莉子)
10AM
@サウスポート・ピット
サーファーズ・パラダイスから車で10分程の距離にあるサウスポート・ピットというサバーブにあるダイブ・ショップ「Surfers Paradise Divers」からボートでダイブ・スポットへ
11PM~2PM
@ウェーブ・ブレイク島
ビギナー・ダイバーも安心!浅瀬で穏やかなダイブ・ポイントの無人島「ウェーブ・ブレイク島」でダイビング。運が良ければイルカやジュゴンに合えるかも!?
※ダイビング後から飛行機搭乗までは最低でも12~18時間空けることが推奨されているので予定を組む際は要注意
2:30PM
@サウスポート・ピット
ハイ・ブランドが店舗を連ねるセレブに人気の高級ショッピング・センター「マリーナ・ミラージュ」で海を眺めながらランチ
4PM~8PM
@スプリングブルック国立公園
ゴールドコーストに来たからには見逃すわけにはいかない「土ボタル」の鑑賞ツアーに参加。車で土ボタルの鑑賞スポットに向かう途中、見晴らし抜群の「Rotary Lookout」で紅茶を飲みながらサンセットを堪能。ガイドの案内を聞きながらユネスコ世界遺産に登録されている国立公園内部を進むと、土ボタルとご対面。青く輝く幻想的な世界へ。上空を見上げれば蛍のように光り輝く南十字星や天の川が夜空に広がる
※参加ツアーはサーファーズ・パラダイスまでの送迎付き
8PM~10PM
@サーファーズ・パラダイス
毎週水・金・日曜日の夕方5時から開催される「サーファーズ・パラダイス・ビーチ・フロント・マーケット」で潮風を感じながらナイト・マーケットを散策し、お土産を探そう
土ボタル
力強く青く輝く様子はとても幻想的で『天空の城ラピュタ』の“飛行石”のモデルになったと言われている土ボタル。その名前から蛍であると勘違いをしている人も多いのではないだろうか。実は土ボタルとは「Glow Warm」というハエの幼虫だ。成虫になるとわずか2、3日でその命の幕を閉じてしまうが、幼虫期間の9カ月ほどは餌をおびき寄せるために青く輝き続ける。世界でもオーストラリアとニュージーランドでしか見ることができず、中でもゴールドコーストの同スポットは市街地からのアクセスが良いため人気だ。1年を通して見ることができるが、ベスト・シーズンは暖かくなってくる9月中旬以降から3月頃まで。また、土ボタルはフラッシュなどの光に弱いため写真撮影は不可となっているので注意しよう。
ナチュラル・ブリッジ(スプリングブルック国立公園内)
■住所:Natural Bridge, Springbrook National Park
■Web: parks.des.qld.gov.au/parks/springbrook/about.html
9AM~1PM
@カランビン
ゴールドコーストと言えばサーフィン! ライトな波が特徴で、観光地中心部からも少し距離があるためあまり混雑しておらず、サーフィン初心者にうれしいサーフ・スポットでサーフィンを楽しむ。同地にはカランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリーという、コアラを抱っこすることができる動物園もあるので、波や天気に恵まれなくても予定変更には困らない
1PM~3PM
@カランビン
地元民お薦めのアサイー・ボウルがおいしいカフェでヘルシー・ランチ。食後はカフェ周辺の雑貨店でショッピング
4PM
@クーランガッタ
帰りの飛行機の時間ももう目前。空港から徒歩圏内のビーチを散策。海岸沿いのカフェや「Kirra Hill Lookout」、バスを使ってゴールドコーストの絶景が見渡せる「Snapper Rocks」へ足を運び、旅の思い出を振り返る
7PM
@ゴールドコースト空港
空港内のショップやカフェで旅の余韻に浸りつつ、いざシドニーへ
8:30PM
@シドニー・キングスフォード・スミス国際空港
充実していた旅も終わり。翌日から始まる日常に備え、たっぷり体を休ませる
The Salt Mill
ビーチで紫外線を浴びた後は、アサイー・ボウルでビタミン補給。汗と一緒に流れてしまう鉄分も補給できるのでスポーツの後にはぴったりのデザート。カランビン・ビーチの目の前にある同店は、地元民や口コミ・サイトでの評価も高い人気店だ。写真の「ココナツ&カカオ」($13.50)はイチゴやラズベリー、ブルーベリー、パッションフルーツの酸味とバナナやココナツ、カカオの甘みが口の中で溶け合い、冷えたアサイーが火照った体をクール・ダウンしてくれる最高の一品。スムージーやコーヒーなどのドリンクやパン、クッキーなどの軽食もあるのでテイク・アウェイしてビーチでピクニックを楽しむのも良い。
The Salt Mill
■住所:785 Pacific Pd., Currumbin QLD
■Tel: (07)5525-7198
■Web: www.instagram.com/the_salt_mill_/?hl=ja