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オペラハウス会場を埋めたボブ・ホーク国葬参列者

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歴代・現在の主要政治家、市民らが出席

 6月14日、シドニーのオペラハウスでボブ・ホーク元労働党連邦首相の国葬が執り行われた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 式司会はクレーグ「エモ」エマーソン元労働党連邦大臣が務めた。

 この日、政界その他の主要人物と、入場券を手に入れることのできた一般市民がオペラハウスのコンサート・ホールを埋め尽くし、入れなかった人々もオペラハウス前庭に集まり、5月16日に89歳で亡くなったホーク氏に別れを告げた。

 1983年、連邦労働党を率いたホーク氏が最初の選挙戦を宣言したのもこのオペラハウスで、葬儀にはホーク氏夫人のブランシェ・ダルプジェ氏、ホーク氏の前妻、ヘーゼル・ホーク氏との間の子供らが最前列に並び、労働党・保守連合双方の歴代首相や主要政治家が交互に弔辞を述べた。ジュリア・ギラード元連邦首相は他の会議に出席しているため国葬には参列できず、会場の大画面のビデオで弔辞を述べた。

 1991年にホーク氏から首相の座を奪ったポール・キーティング元首相は、「ボブとは長年批判もしあったが離れられない友情もあった」と語っており、2018年に和解して以来、頻繁に会って話し合ったという。

 また、ダルプジェ氏は、「夫の死後、全国から惜しむ声が届けられた」と語った。

 また、かつて連邦労働党党首、駐ワシントン豪大使を務め、現在はWA州総督を務めているキム・ビーズリー氏は、「彼はオーストラリア最高の首相だったのか? 労働党最高の首相だったのか? ボブはどちらでもないと言っていた。彼はオーストラリアの平和時最高の首相になりたいと語っていた」と述べた。

 シドニー・シンフォニー・オーケストラとシドニー・フィルハーモニック合唱団のハレルヤ・コーラスには、エマーソン氏が、「特別ゲストが指揮者を務める」と語り、画面には10年前の誕生日祝いに同じ会場でヘンデルのハレルヤ・コーラスを指揮したボブ・ホーク氏が大写しにされ、それに合わせて演奏が始まった。
■ソース
Bob Hawke memorial service draws thousands to Sydney Opera House for ‘very Australian celebration’

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