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シドニー鉄道、セントラル駅を中心に大混乱

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車両屋根の上げ蓋の固定に緩み

 8月23日、州営鉄道のシドニー周辺部がまた終日大混乱に陥っている。鉄道局は、同日朝にタウンホール駅で車両屋根の上げ蓋の固定が緩んでいたため、列車の運行が大幅に遅れたと発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この混乱はセントラル駅を通過するT1、T2、T8、T9に影響しており、一部の駅ではプラットフォームが大混雑したが、他の駅では乗客整理でバスに振り替えている。

 鉄道局では、今後も遅れが予想されるため、通勤客は早めに帰宅するよう呼びかけている。しかし、朝の遅れが玉突き状に次々と他の線に波及し、それがまた都心部の遅れになって終日影響が続いている。

 タウンホール駅での上げ蓋事故に続いてセントラル駅でも線路回路に故障が発生し、シドニー鉄道網の回復が非常に遅れている。

 鉄道局では、早めの帰宅だけでなく、「急ぎの約束、子供のピックアップなどがある場合には他の交通利用を考えるように。運行回復には最大限の努力をしているが、シドニー鉄道網は非常に巨大で、相互接続しているため、復旧には時間がかかる見込み」と発表している。

 また、上げ蓋事故後、代替バスも案内されたが、ウィニャード、ニュータウン、ローズのようなハブでは乗客が長蛇の列を作り、さらにバスが渋滞を引き起こすなど混乱に輪をかけている。

 また、乗車後も、「セントラルからルイシャムまで普段なら15分の距離を45分もかかった。その上、車内の案内で運転士が、『遅れはひどくなる一方だからニュータウンで降りた方がいい』というありさまだった」と憤懣を語る乗客が続出している。

 この鉄道大混乱でウーバーの料金が跳ね上がり、ABC放送に連絡してきた乗客は、2.6kmの料金が$66に跳ね上がったとしいている。

 また、鉄道局では、「上げ蓋は簡単に緩むようにはなっていないが、前夜に強風が吹いたため、木の枝か何かで上げ蓋の留め金が緩んだのではないか」と発表している。
■ソース
Sydney Trains chaos continues as commuters queue to enter Central

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