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中銀、政府に豪ドル安利益17億ドルの配当支払い

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一方、新プラスチック貨幣で偽造激減

 中銀(RBA)は、過去第4位の営業利益額を上げており、連邦政府に配当金として17億ドル近い額を支払った。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 10月17日発表の年次会計報告書によると、経常利益の上に豪ドル安のために30億ドル近い財務利益を得ており、総額で45億ドルの利益を得ている。

 これまでの最高額には2015年度の69億ドルの黒字がある。

 この報告の後、RBAから連邦政府に17億ドルの配当が支払われた。昨年度の配当は6億6,900万ドルだった。

 2014年度、当時の保守連合政権のジョー・ホッキー財相は就任直後に連邦財政からRBAに準備金として88億ドルを貸し与えており、「何の理由もなく中銀に貸し与えた」として野党労働党などから批判を受けた。2019年度の配当金に続いて2020年度中に配当の一部としてその88億ドルも返還しているが、88億ドルの現金と引き替えに政府が発行した債券の利子支払いは依然として納税者が負担し続けている。

 RBAにはその他に銀行券発行という任務がある。現在、順次、新デザインのプラスチック貨幣が発行されているが、2019年度には18,000枚の偽造プラスチック貨幣が発見されており、被害総額は100万ドルにのぼるが、それでも前年度の偽造貨幣の量に比べれば38%も減っている。

 もっとも数の多い偽造貨幣は$50札で10,402枚が見つかっており、新デザインの$50札は2018年10月に発行されている。ついで偽造貨幣が多かったのは$100札で6522枚が発見されている。
■ソース
RBA hands government $1.7b dividend as new notes hits counterfeiters

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