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連邦政府、技能移民の地方都市分散化政策

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三大都市集中で住宅、交通、インフラ問題激化

 毎年、新移民のほとんどがシドニー、メルボルン、ブリスベンの三大都市に集中定着するため、地方都市で技能者が不足する一方で三大都市部では住宅、交通その他のインフラ不足問題が激化している。

 そのため、連邦政府は、技能移民を地方都市に分散させる政策を展開しているが、今回、WA州の州都、パースや、ブリスベンに隣接するゴールド・コーストは技能移民を呼びたいことから地方都市に分類するよう要求している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 オーストラリアの人口増加の70%が三大都市に集中しているが、移民申請で地方地域への移民を希望すると地方ビザ申請として書類審査で優先されることになるが、パース、ゴールド・コースト両市が地方都市に分類されれば両市への移民を希望する者も増えると見られている。

 10月初め、連邦政府のデビッド・コールマン移民相は、「パース、ゴールド・コースト両市は地域都市移住プログラムに含めない」と発表していたが、今回の変更を態度の急変ではないと強調している。

 また、制度への変更として、2,000人の技能移民も地域都市に移住しなければならなくなるだろう、と語っている。

 また、年間の移民受け入れ枠を16万人とすることに変更はないが、三大都市以外の土地に定住することに同意する者に交付される地域ビザが23,000人から25,000に増員される。また、永住権申請にも有利になる。

 しかし、アンソニー・アルバネージ労働党党首は、「このような地方都市に移住を申請する移民が地方都市で定着するために万全のサポートを受けられない限り成功しないだろう」と批判的な発言をしている。
■ソース
Perth and Gold Coast embrace regional tags for influx of skilled migrants

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