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WA州でこの週末に極端な高温大気発達の予報

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来週には大陸を東のブッシュファイア地域に移動

 今週のブッシュファイアはNSW、QLD両州で100万ヘクタール以上を焼き、死者4人、300棟を超える建物が全焼している。

 一方、WA州で大気が極端な高温状態になってきており、週明けから灼熱の前線が大陸東部のブッシュファイア地域に移動すると予報されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 WA州で大気が極端に熱せられており、週末には45度前後になると見られている。その後、この灼熱の空気は来週には大陸を東に横断し、NSW、QLD両州のブッシュファイア被災地域に達する見込み。

 先週末から今週いっぱいにかけて、高温乾燥気象で両州は各地でブッシュファイアが発生したが、今週末には気温も下がり、やや小康状態になるが、その後はWA州で発達しているこの高温乾燥の大気が再び大陸東部に向かって移動する。

 気象庁(BoM)のニール・ベネット広報担当官は、「ブッシュファイア発生地域はこのしばらくは一息つける見込みだが、ブッシュファイアの危険が去ったわけではなく、11月19日頃から気温が再び上がり始め、両州で摂氏40度に達するところがあるが、風の様子を見て火災警報を出すかどうかを見定めることになる」と語っている。

 今週、NSW州の広い範囲に発令された「破滅的気象」警報は、2009年にVIC州で起きた「黒い土曜日」ブッシュファイアの教訓から設けられたもので、今回初めて実地に発令された。

 ベネット広報担当官は、「危険な火災気象条件になるには複合する条件が必要になる。まず、高気温、次に強風、乾燥条件、低湿度、また、樹木や草も乾燥していなければならない。WA州から熱風が吹いてくれば、風の条件次第では火災気象警報を発令することになる」と語っている。
■ソース
A cauldron of extreme heat developing in WA is heading straight for the east coast bushfire zone

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